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飲食店の店舗を立ち上げるには何が必要?オープンまでの流れは?
初めて飲食店を開業したいと考えている人にとって、開業までの準備期間は非常に大切なものであり1つの壁になります。
何をすべきなのか、提出すべき書類はあるのか、店舗選びについてなど様々な点を考えなくてはいけません。
そこで今回は、飲食店を開業するまでに必要なことは何なのかを解説していきます。
開業準備
まずは、開業を決めた瞬間から以下のことをクリアにしておきましょう。
・報告と承認を得る(家族や援助してくれる人など)
・会社に勤めている場合は退職するタイミング
・開業のための情報収集
開業は1人ではできません。家族や援助してくれる人のバックアップが必要になってきます。
そのため、必ず開業する旨を伝えて承認されることを目指しましょう。
そして、会社をやめて開業する人に関しては、退職するタイミングを確認しておくことが大切です。
情報収集はネット情報だけでなく、セミナーやコンサルタントに相談するなどを活用してみましょう。
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コンセプトを決める
・そのお店では何を提供するのか
・メインターゲットはどのような人なのか
・どのような外観をしたお店にしたいのか
などのコンセプトを決めていきましょう。
これから運営していく中で、このコンセプトが基盤になっていきます。
しっかりと考えて、決してブレないようなコンセプトにすることが必要です。
コンセプトが決まったら「事業計画書」の作成に移っていきます。
事業計画書とは、そのコンセプトを基にどのような事業を行っていくのかをまとめた書類です。
この事業計画書の最も大きなメリットとして、融資が受けやすくなります。
新しく店舗を作っていくにはお金が必要になってきますので、自己資金だけでは難しい場合に融資をお願いすることも出てくるでしょう。
その際、事業計画書があると今後の利益が分かりやすいので出資先も融資しやすくなるのです。
必要な資格の確認
飲食店を開業するには、以下のような資格が必要になってきます。
・食品衛生責任者
この資格を所有している人が必ず1人は必要です。
衛生管理や指導をしてくれる人で、保健所による講習とテストを受けることで取得できます。テスト自体は難しくありません。
・防火管理者
店舗の収容人数を30人以上にする場合に必要な資格です。消防署による講習を受講することで取得できます。
立地・物件探し
立地を決める際には商圏調査をしましょう。商圏調査をすることで、以下のようなことが分かります。
・世帯数
・顧客になってくれそうな人数の指標
・ライバル店の数
これらの点を確認し、自分の店舗に有利な立地を見つけたら物件探しを始めます。
実は、この物件探しが開業するのに一番時間を使う行程と言っても過言ではありません。
1ヶ月程度で見つかることもあれば、1年間見つからないこともあります。
自分のお店のコンセプトを満たせる物件を見つけるのは、それだけ難しいことなのです。
資金調達
開業するために必要な資金を調達します。自己資産がある人は問題ありませんが、足りない場合は以下の融資を受けましょう。
・親族や友人から借りる
・資産家による出資
・銀行や公庫からの融資
・補助金や助成金の利用
・クラウドファンディング
店舗を作っていく
・店舗の内外装の装飾
・設備機器の購入から設置場所の選定
・細かな備品の購入
・看板やメニュー表の作成
などを行っていきます。
メニューを決める際には、仕入先・取引先も同時に決めると楽です。
この時期になると従業員の雇用も考えていかなくてはいけません。オープンの時期に合うように面接などを行いましょう。
オープン前に集客するためのアピールも忘れずにすると効果的です。
提出書類には何があるの?
書類と聞くと面倒なイメージがありますが、これらを提出しないと開業できません。できるだけ早く作成して提出する準備を進めていきましょう。
基本的に提出すべき書類は以下のようなものになります。
・税務署への提出書類
①個人事業の開廃業等届出書
法人ではなく個人事業主として飲食店を開業する際には必ず必要な書類です。開業したら1ヶ月以内に提出しましょう。
②青色申告承認申請書
白色申告書と比較すると手間がかかりますが、その分さまざまな優遇措置を受けられるので非常にお得です。開業したら2ヶ月以内に提出しましょう。
・都道府県税務署および市町村役場への提出書類
個人事業開始申告書(数種類あり)
提出期限は各都道府県・市町村役場によって異なるので事前にホームページなどで確認しましょう。
まとめ:飲食店の店舗を立ち上げるには何が必要?オープンまでの流れは?
今回はオープンまでの流れと必要な手続きについて、簡単に解説しました。
店舗を立ち上げるのは簡単なことではありません。しっかりとした事業計画と根気が必要になります。
分からないことがあれば、セミナーに参加したりコンサルタントに相談したりなどすると良いでしょう。