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店舗デザインの基本設計と実施設計とは?図面を見る際のポイントについて!
飲食店やアパレルショップなど、これから新たにお店を出店するために、店舗デザインに取り掛かろうとしている方もいらっしゃるかと思います。
店舗デザインは、基本設計や実施設計といった設計を緻密に行った上で、実際の工事に移っていきます。
この「基本設計」や「実施設計」などといった単語、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「基本設計や実施設計の概要」や「図面を見る上でのポイント」について解説していきます。
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そもそも「基本設計」ってなに?
基本設計とは、店舗デザインなどのベースになる図面を作成することです。
基本設計には平面図や展開図などが含まれます。
これだけではなかなかイメージが湧かない方も多いかと思いますが、要は依頼主のイメージを具現化したものと思ってください。
もう少し具体的に言えば、「工事後の出来栄えを平面図や立面図などさまざまなやり方で表現したもの」です。
そもそも「実施設計」ってなに?
実施設計とは、基本設計で作った図面をもとに家具の配置や工事工程表など、実際の工事を行うために必要な計画の設計を指します。
基本設計が完成後のイメージを描写するものであるのに対して、実施設計はその実現に向けた具体的な計画をまとめたものであるといえるでしょう。
図面を見る上でのポイント
ここまでの解説では、「聞き慣れない図面ばかり出てきてよく分からない」と感じる方も多いかもしれません。
そこでここからは、図面を見る上でのポイントについて解説していきます。
図面をきちんと見られていないと、完成後のデザインが思い描いていたものと違うものになりかねません。
ですから、ここでその見方についてマスターしましょう。
家具配置図の見方
設計図面の中には、「家具配置図」というものがあります。
家具配置図はその名の通り、家具類をどこに配置するのかを示すものです。
家具配置図の見方で気を付けたいポイントとして、「家具の配置は適切かどうか」と「導線」の2つがあります。
前者は、自分の想像している家具類の配置が図面と相違ないかを確かめます。
後者については、図面の通りに家具を配置したとき、従業員や顧客がぶつかるといった導線の異常がないかを確認しましょう。
天伏図の見方
続いては「天伏図」の見方についてです。
天伏図とは、建物を水平に切断してその断面を上から俯瞰するような形で天井面を見る図面です。
天伏図を見るときに気を付けるべきポイントとして、「照明の位置」や「エアコンの位置」があります。
前者をしっかりと確認することで、照明が当たらない箇所はないかなどをしっかりと精査しましょう。
後者については、「エアコンの風がお客さんに直接あたることはないか?」をしっかりと確認する必要があります。
コンセント配置図の見方
最後は「コンセント配置図」の見方についてです。
コンセント配置図は、室内のコンセントの位置や種類を記載した図面です。
コンセント配置図を見る際は、「コンセントの位置」や「コンセントの高さ」などに注意しましょう。
これらが適切でないと、電子機器を電源コードで接続できないというアクシデントが発生することにもなりかねません。
まとめ:店舗デザインの基本設計と実施設計とは?図面を見る際のポイントについて!
いかがでしたか?
今回の記事では、「基本設計や実施設計の概要」や「それらの図面を見る上でのポイント」について解説しました。
図面を見る上でのポイントとして共通しているのは、「その図面で描かれていることと自分が思い描いていることが一致しているか」です。
その観点から図面を確認し、思い描く店舗デザインをしっかりと実現させましょう。