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クラウドファンディングで起業するメリット・デメリットとは?
クラウドファンディングは、起業時に必要な事業資金を調達するために、近年人気のある方法です。
しかし、実際にクラウドファンディングを利用したことがない方も多いと思います。
本記事では、クラウドファンディングを利用して起業するメリットとデメリットについてご紹介していきます。
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クラウドファンディングを利用して起業するメリット
まずは、クラウドファンディングを利用して起業するとどんなメリットがあるか?という点を3つご紹介いたします。
新規事業や新しい分野でも資金調達ができる
起業に必要な資金は、金融機関からの融資やキャピタルから出資を受けるなどの方法が一般的でした。
それらの方法は、経営の安定が見込める事業=これまでに実績のある事業が優先される傾向が強かったのです。
そのため、新興分野の事業やチャレンジングな内容のビジネスでは審査が通りにくいという事が多かったそう。
クラウドファンディングはユーザーから賛同を得られれば、新しい内容のビジネスでも開業資金が調達できる可能性が高まります。
宣伝効果や集客が望める
多くのユーザーから出資を募ることは、ビジネスの宣伝にも繋がります。
実際に注目されたクラウドファンディングの例として、BAD HOPのプロジェクトがあります。
これは2020年3月1日に、新型コロナウイルスが原因で無観客配信したライブの負債1億円を、ファンなどから支援して返済することを目指したプロジェクトで、ファン以外にも堀江貴文氏など音楽業界以外の有名人がTwitterで取り上げたことから、グループ自体の知名度を上げる結果にもなりました。
結果として目標の1億円には届かなかったものの、プロジェクト終了までに6,835人約7,880万円が集まっています。
リターンの形式が選べる
株式で資金を募る場合は配当金でリターンしますが、クラウドファンディングではもっと多くの種類の返礼が設定できます。
アーティストやクリエイターの場合は、自身の作品を返礼品として出資者にプレゼントすることも多いです。
飲食店や接客業などBtoCビジネスの場合は、商品券やクーポン券など店舗で使える金券のようなものを設定しているお店もあります。
融資型のクラウドファンディングの場合は、返済していく必要があります。
返済の必要がない寄付型のクラウドファンディングも存在しますが、これは復興支援など出資する人が「応援したい!」と感じる内容でなければ、必要な金額を用意するのは難しいでしょう。
クラウドファンディングならではのリスクやデメリット
すでにご紹介した通り、クラウドファンディングには独自のメリットがありますが気を付けておきたいデメリットも存在しています。
開業資金をすべて調達するのは難しい
開業のために必要な資金をすべてクラウドファンディングで調達するのは、難易度が高いことかもしれません。
クラウドファンディングを行っているプラットフォームは国内にも多数ありますが、職種やサイトによって達成率は20%~80%と大きく差があります。
クラウドファンディング達成の1つの目安として、募集開始から5日以内に10%から20%ほどを達成しておくのが理想的だと言われています。
ライバル企業に事業のアイディアがバレる
クラウドファンディングで事業資金を集めるためには、出資者に分かりやすくビジネスを説明しなければいけません。
同じ業種のライバル企業がクラウドファンディングのページを見つけてしまうと、その事業のアイディアを盗まれてしまうことも考えられます。
資金調達までに時間がかかることも
金融機関から融資を受ける場合は、申し込みから融資実行まで1ヶ月ほどで済むことが多いですが、クラウドファンディングで資金調達をする場合は達成時期が不確定です。
設定によって長い場合は数ヵ月から半年ほどかかることもあるので、その点には注意しておきましょう。
まとめ:クラウドファンディングで起業するメリット・デメリットとは?
クラウドファンディングは、日本ではまだ新しい資金調達方法です。
そのため、これまで資金面が原因で起業が難しかったビジネスでも、チャンスが得られるようになりました。
クラウドファンディングで起業の資金を調達するなら、本記事でご紹介したポイントを踏まえて余裕を持って行うとよいでしょう。