会社設立時の銀行口座開設はどうすればいいの?法人口座開設の基礎知識!

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会社設立の際にすべきことに、会社用の銀行口座の開設があります。
法人口座でなく、個人口座でも取引先とお金のやり取りをすることは可能です。

しかし、会社を作ったにもかかわらず、取引用に個人口座を使っていると、取引先からの信用を損ねてしまう可能性があります。
法人口座は個人口座と比べて審査が厳しく、なかなか開設できません。

今回は、法人口座を開設するための基礎知識を紹介しますので、会社設立の準備を進めている方は参考にしてください。

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目次

法人口座と個人口座の違いとは?

法人口座とは、金融機関の口座名義が会社名になっている口座のことです。
そもそも、法人口座と個人口座の違いは、口座名義が個人名か会社名かの違いしかありません。

会社を設立したら、必ずしも法人口座を開設しなければならないというわけではなく、個人名の個人口座を会社用の口座として使っても問題ないのです。
しかし、法人口座を開設して会社の財産と個人資産をきちんと分けておかなければ、取引先からの信頼を失ってしまったり、税務署に余計な詮索をされたりする恐れがあります。

また、融資の申込みや大口取引をするのに、口座を法人口座にしていないことで断られてしまう可能性もあります。

法人口座開設に必要なものとは?

一般的な個人の銀行口座と、会社用の銀行口座として使う法人口座とでは、口座開設の難易度が異なります。
個人の銀行口座は、現金があれば誰でも口座を作ることが可能です。
しかし、法人口座を開設する場合は法人であることを証明するために、下記の書類等が必要です。

・履歴事項全部証明書の写し(発行日から6か月以内)
・主たる事業の許認可証(有効期限内のもの)の写し
・本店・主たる事務所の建物登記簿謄本(自己所有の場合)または賃貸借契約書(借家の場合)の写し
・代表取締役の印鑑証明書
・会社実印と銀行印

これらの書類等に加えて、運転免許証などの手続き者本人確認書類が必要です。
法人口座の開設に必要となるものは、金融機関によって異なっていることもあるので、2度手間にならないように、あらかじめホームページなどで確認しておくとよいでしょう。

参考:
https://www.smbc.co.jp/hojin/kouza/websoudan.html

ネット銀行に法人口座を開設することも可能?

ネット銀行とは、対面の店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業している銀行のことです。
ネット銀行のなかには、法人口座を開設することができる銀行が数多く存在します。

ネット銀行は口座開設の審査が早く、法人口座開設の審査が比較的通りやすいのが特徴です。
また、24時間365日決済可能なことは、会社の口座として使うのに大いにメリットがあります。

しかし、ネット銀行の法人口座では、日本政策金融公庫の融資の返済や社会保険料などの引き落としなど、対応できない取引があります。
また、最近はネット銀行の法人口座でも受けることができる融資が増えてきていますが、受けられる融資や借入利率もよいとは言えません。

さらに、メガバンクや地方銀行などからの融資が受けづらくなるのも、ネット銀行に法人口座を開設するデメリットです。
ネット銀行に法人口座を開設する場合も、必要書類な書類がいくつかあります。
しかし、ネット銀行によって必要となる書類が異なっていますから、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

まとめ:会社設立時の銀行口座開設はどうすればいいの?法人口座開設の基礎知識!

法人名義の口座が振り込め詐欺に使われるケースが増えたことから、近年、金融機関では法人口座の開設に関して厳しいチェックをしています。
そのため、法人口座は簡単に開設することはできません。

会社設立だけでも大変なため、法人口座の開設を後回しにしたくなる気持ちは分かりますが、法人口座を開設しないのはデメリットしかありません。
会社を設立したら、なるべく早いうちに法人口座を開設しておきましょう。

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