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創業メンバーは何人が最適?求められるスキルは?
新しい会社を設立する際に必要になってくるのが、何人雇用すべきなのか?どのような人材を雇用すべきなのか?という点です。
特に創業時というのは、会社の基盤も出来上がっていない状態となっていますので、雇用するメンバーには神経を使うでしょう。
そこで今回は、創業メンバーの人数や求められるスキルについて解説していきます。
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創業メンバーは何人がベスト?
まずは、創業メンバーは何人にするのが良いのか考えていきましょう。
結論から言えば、「〇〇人が確実!」というものはありません。
その人数によって得られるメリット・デメリットが違います。
まずは、人数別に創業時のメリット・デメリットを見ていきましょう。
創業メンバーが1人の場合
・メリット
自分1人で会社のことを決められることです。会社をこれからどのようにしていくのか、というかじ取りをスムーズに行えるでしょう。社員とのトラブルもありません。
・デメリット
社員とのトラブルがない代わりに、会社の方針が分からなくなった際などに意見してくれる人もいなくなります。正しい道への軌道修正が難しくなるのは、大きなデメリットです。
それに加えて、病気やケガなどで長期的に会社を空けることになった場合に、事業の中断などが発生してせっかくの取引もなくなってしまうかもしれません。
創業メンバーが2人の場合
・メリット
お互いに違う分野の技術や知識があれば、それだけ効率の良い仕事ができるようになります。
定期的なミーティングを行って、自分一人では気づけなかったであろう点にも気付く可能性が高いです。
金銭や権利の件に関しての相談・意思疎通が容易いのもメリットと言えます。
・デメリット
意見が異なった場合に、すんなり解決しないことがあります。中立の立場で意見を聞ける人がいないのは、トラブルを引き起こす原因にもなるのです。
決定まで時間がかかってしまって、取引先に迷惑をかける可能性、失敗を擦り付け合う可能性なども秘めています。
創業メンバーが3人の場合
・メリット
意見や能力を分散化させることで効率が良くなります。創業時には作成すべき書類なども非常に多いため、仕事を分業化できるのは大きなメリットです。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉通り、会社の発展のためには欠かせない人数とも言えます。
・デメリット
創業時ということで、基本的には3人が対等という気持ちで始まります。
しかし、1人が不満を抱えるだけで関係性が一気に悪化することがあります。
2対1という図式になってしまう可能性もありますし、その1人が会社をやめる可能性まで出てくるのです。
4人以上の場合
・メリット
それぞれの得意分野が1つだったとしても、それが多く集まればバランスの良い会社になります。自分に足りないものを補えるのは大きなメリットです。
さらに、出資金額も各自の負担が少なくなりますので、創業の敷居を低くなります。
・デメリット
力関係をしっかりと把握していない場合、ちょっとしたトラブルで信頼関係にヒビが入ってしまうことがあります。
さらに、持ち株比率に関しても不満が出る可能性もありますので、人数が多くなればなるほど人間関係のバランスが難しくなってしまうでしょう。
創業メンバーに求めるもの
ここからは、創業メンバーに求めるべきスキルは何かを解説していきます。
共感性
創業する際に決めておくべきなのが、「企業理念」です。
どのような事業を行っていくのか、企業として目指しているものは何かを明確化します。
大切なのは、この企業理念に対して共感・同意してくれる人を雇用することです。
最初からここがブレてしまうことは避けましょう。
自走性
創業時はどうしてもメンバーが少なくなってしまいます。そのため、コミュニケーションを多く取るよりも自分で考え行動することが求められます。
指示通り動く人は創業時のメンバーとしてはふさわしくありません。
柔軟性
創業時のまま会社が進んでいくことはありません。
取り組んでいくプロジェクト、取引先、会社の環境、メンバーなど様々なことが変化していきます。
このような変化が起きたとしても、臨機応変に対応していくスキルが必要です。
「メンバーが〇〇になったから、このように事業を進めていこう」とすぐに対応できる人を選びましょう。
まとめ:創業メンバーは何人が最適?求められるスキルは?
創業メンバーは人数によってメリット・デメリットがあります。
自分がどのような会社を設立したいのか、どのような形態で仕事に臨みたいのかを考えることによって、何人メンバーを集めるべきなのか、どのようなスキルを持ったメンバーを集めるべきなのかが分かりやすくなるでしょう。