職場の「モラハラ」 加害者を許さない!責任追求・対処法について

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「職場の上司や同僚からモラハラを受けていて、仕事に行くのが辛い」

「会社に出勤してもモラハラを受けると思うと辛い」

職場でモラハラ受けると自分の存在価値が分からなくなり、「出勤しないほうがいいのではないか?」「今の職場を退職した方がいいのではないか…」と思ってしまいます。

職場での無視や嫌がらせを受け、出勤のたびにストレスを感じてしまい、私生活に影響が出る事もあるでしょう。

それはあなたが思い悩む事ではありません。
モラハラをした相手が悪いのです。

あなたが職場でモラハラを受けた時、相談相手が見つからないという方や、モラハラを受けた時にどのような対処をした方がいいのか分からない人もいるでしょう。

このページでは、以下の項目に関して解説していきます。

  • モラハラの定義
  • 悩んでいる時の相談先
  • モラハラへの対処法
  • 加害者へ責任追及したい時

他にも、職場でのモラハラの事例などもあわせて解説していきますので、ぜひ最後までご覧になってください。

職場でのモラハラは、どういったものがモラハラなのか分からない場合もあるので、事例を見るなどして特徴を理解しておきましょう。

目次

モラルハラスメントの定義

まず、「モラハラ」とはどういった事を指す言葉でしょうか。

モラハラとは、正式名称で「モラルハラスメント」の事を指します。
倫理・道徳といった意味の「モラル」と、嫌がらせ・いじめという意味の「ハラスメント」を合わせた言葉の事を言います。

つまり、倫理的もしくは道徳に反した嫌がらせやいじめをすることを「モラルハラスメント」、略して「モラハラ」と言います。

主に家庭内や職場、学校内で起こる事が多いとされており、大人同士で起きる場合が多いハラスメント行為とされています。
無視や暴言、わざと態度の悪い反応をして不機嫌を装う等の嫌がらせ行為をするといった行動を「モラハラ」ということが多いようです。

「モラハラ」と「パワハラ」の違い

「モラハラ」と「パワハラ」、ハッキリと違いが分かりますか?

割と混同しやすい言葉ではないでしょうか。

パワハラとは、正式名称で「パワーハラスメント」の事を指し、権力といった意味を持つ「パワー」を使ったハラスメント行為の事を言います。
つまり、目上の人が目下の人に対して権力を武器に嫌がらせをする事を言います。

主に、職場での上下関係を利用して行われるのがパワハラです。

モラハラは、職場の上下関係に関係なく倫理的・道徳的に関した嫌がらせ行為をする事を指すのです。

ですので、家庭であれば夫や妻が相手に対してハラスメント行為をするケースや、職場であればパートのおばさんや部下がハラスメント行為をしてきた場合は「モラルハラスメント」と言えます。

また、パワハラには肉体的な暴力も含まれますが、モラハラは精神的な暴力の事を指すため肉体的な暴力を用いません。

パワハラ以上にモラハラは他者からは目につきにくいのが特徴です。

モラハラで苦しんでいる場合、一人で悩みまずに、まず誰かに相談できる場合は話を聞いてもらいましょう。
もし相談出来る人がいない場合は、すぐに相談できる窓口に相談する事をおすすめいたします。

他にもメールだけで相談できる窓口もあるので、気軽に相談してみましょう。

また、2020年に「パワハラ防止法」という法律が制定されました。
この法律は主に職場におけるパワハラ行為に対して対策としての位置付けではあるのですが、内容的にはモラハラにも相当する内容ともなっています。

自分が経験したモラハラ行為の特徴と、今までのモラハラの事例を照らし合わせて対策案を考えていきましょう。

職場のモラハラに悩んでいるなら労働組合へ相談を

「職場のモラハラに悩んで相談する先が分からない」

「身近に相談できる人がいない…どうしよう」

このように思う方は少なくないでしょう。

1人でモラハラ行為に思い悩んでも、あなたが精神的にも体力的にも疲れてしまうだけで解決に繋がる事はあまり期待できません。

誰かに聞いてもらう事で解決の糸口や、アドバイスなどの対処方法が貰えることでしょう。

もし身近に相談できる人がいない場合、相談窓口を利用しましょう。

どの窓口も、親身になってあなたの職場で受けたモラハラの話を丁寧に聞いてくれるでしょう。

相談窓口を利用しましょう

会社によっては社内に相談窓口が設置されている場合があります。

大きな企業であれば、会社の顧問弁護士に直通の窓口が案内されているケースや、会社の人間で組織された労働問題(ユニオン)が相談窓口になっているケースも。

「社内の相談窓口に職場環境の事を相談してもバレないの?」と考えるでしょう。

相談された内容や相談相手の情報をその相手の職場や上司などに口外する事はしないとされています。
ですが、実際に職場に内部調査などが入った時に「あいつが言ったんじゃないか」と疑われたりする事もあるでしょう。

モラハラが悪化したり仕返しを受けてしまったりするケースも考えられます。

そのようなケースを避けたい場合は、社外の相談窓口へ相談する事を検討してみましょう。

社外の相談窓口

社内の相談窓口に相談する場合、バレてしまう可能性や「職場のモラハラが悪化するのではないか?」躊躇してしまう事があるでしょう。

そんな時は社外の相談窓口を利用する事をおすすめいたします。

職場のモラハラに関して相談できる窓口

  1. 各都道府県の総合労働相談センター
  2. みんなの人権110番
  3. かいけつサポート
  4. 法テラス
  5. 外部労働組合

どの相談窓口も基本的には無料で相談を聞いてくれます。
ここでは窓口ごとの特徴をご紹介いたします。

是非、チェックしておき相談する際に役立ててください。

各都道府県の総合労働相談センター

解雇や雇い止め、配置転換や賃金の引き下げなどの労働条件の他にハラスメント行為等のあらゆる分野において丁寧に相談に乗ってくれます。
労働者だけではなく事業主からも相談できる窓口になります。

専門の相談員が面談もしくは電話にて受け付けています。

みんなの人権110番

法務局の職員や人権擁護委員が丁寧に対応してくれる相談窓口。
人権を侵害されている人への救済措置を行う機関で、法務局やインターネットからでも相談する事が可能です。

かいけつサポート

かいけつサポートとは、「認証紛争解決サービス」の事を指します。
法務大臣の認証を受けた民間の事業者を紹介し、労働関係の紛争に対して話し合いで原因を解決するお手伝いをするサービスの事を言います。

法テラス

相談の内容に合わせて、解決に近づく法制度の紹介。
地方自治体、弁護士会、司法書士会、消費者団体などの関係機関の相談窓口を案内してくれるサービスです。

相談理由から、今までの相談事例とを照らし合わせて解決に近づく方法をスピーディーに教えてくれます。

法テラスではメールでの相談受付も対応しています。

外部労働組合

自分の働く会社の関連した労働組合ではなく、あくまで外部で結成された労働組合の事。

外部の労働組合に相談する場合、会社への忖度などの不要な感情が不要です。

「ねこの手ユニオン」であれば組合費も無料で、問題解決に着手した場合も成果報酬制のため費用がギリギリまで抑えられます。

また「0円退職ドロン」という退職代行サービスを運営しており、退職代行サービス+労働問題の解決力に優れているのが特徴です。

0円退職ドロン公式ページ:https://nekonote.global/l/taishoku-doron.html

職場でのモラハラ事例

「職場でこんな事があったんだけど…これってモラハラ?」、「これは一般的にはモラハラなのだろうか?」と疑問に感じる事があるでしょう。

では、実際にどのような事がモラハラと言えるのでしょうか。
ここでは、職場でのモラハラの事例をご紹介いたします。

  • 暴言や陰口
  • 無視や仲間外れ
  • プライベートを攻撃(介入)
  • 仕事の妨害行為

これらを踏まえて、もし自分が職場でモラハラを受けた場合の対策や相談するための1つの理由としましょう。

暴言や陰口

  • 事実でも事実でなくても、相手が働く上で不利になるような内容の周囲に振りまく行為。
    メールや文章で公に共有されるケースも。
  • 「バカ」や「クズ」、「役立たず」や「転職したら?」などの暴言や、侮辱的な発言。
  • 業務上の必要範囲を超えた、精神的苦痛を与える発言。

無視や仲間外れ

  • 挨拶や発言を日常的に無視される。
    自分以外の挨拶や発言はちゃんと反応している。
  • 飲み会や社員旅行、社内のイベントや会合などに一切、誘われない。
  • 業務上、必要な情報の共有が自分だけ連絡されない。
  • 自分以外をあからさまにひいきしている。

プライベートを攻撃(介入)

  • 休日の業務連絡を強要される。
  • 恋人や友人の話を深堀りされる。
  • 個人的な趣味に偏見のある意見する。
  • 持ち物や服装に必要以上のコメントをされる。

仕事の妨害行為

  • 1人ではできる量ではない仕事量を押し付けられる。
  • 自分の仕事を理由もなく奪われる。
  • 本来は共有する義務の情報が自分だけ与えられない。
  • 仕事自体を直接的に妨害される。

どうでしょうか?
事例を見て、あなたも実は経験している事があるのではないでしょうか。

自分ではモラハラと思っていない事でも、「実はモラハラ行為だった」という事も。

もしかしたら、あなたが感じている以上にモラハラ行為が激しかった場合もあります。
しっかりチェックした上で、具体的に相談、または対策できるようにしておきましょう。

職場のモラハラ への対処法

では実際に職場でのモラハラに対して、どのように進めていったら良いのでしょうか?

これから説明するものはそれぞれに特徴があるので、自分に起きた事例や対処方法を考慮して選ぶのも良いでしょう。

  • 社内の窓口や人事担当に相談をする
  • 外部の相談窓口に相談する
  • 環境を変える
  • 労働組合に相談する

現在進行形で悩んでいる人や、「モラハラを受けているかも…」と思っている人も是非チェックしておいてください。

社内の窓口や人事担当に相談をする

まずあなたが強い意志を持って社内の人に声を大にして戦えるのではあれば、社内の窓口や人事担当に相談しましょう。

会社も大企業になればなるほど、社内の問題を外部に漏らしたくないはずです。

会社内の問題で裁判事例があると、会社のブランドに傷がつくことになってしまうを避けたいのです。

ただし、職場の窓口や人事担当があなたの相談した事に対して、事情調査をした際にあなたが怪しまれたる事もあるでしょう。
今まで以上のモラハラを受けるケースも少なくないです。

外部の相談窓口に相談する

上記で紹介している社外の相談窓口を利用する方法だと、職場の人間に、あなたがモラハラで悩んでいて相談している事はバレないでしょう。

ですが、解決に時間がかかるケースや相談は無料であっても作業を委託する場合に有料になってしまうので、その点は注意が必要です。

環境を変える

会社の相談窓口や人事担当に相談しても自分の思ったような結果にならなかったり、外部の相談窓口に相談しても思ったようなアドバイスがない場合、環境を変えるために「転職を検討する」という選択肢もあります。

あなたが身を引くような形にはなってしまいますが、職場のモラハラ対策に効果的です。
なにせモラハラされる職場に行かなくてすむのですから。

在職中にスムーズに転職出来たら良いのですが、仕事をしながら転職活動をするのが難しい事が多いのではないでしょうか。

そんな時は、退職代行サービスの「0円退職ドロン」がおすすめです。

「0円退職ドロン」ではあなたが労力を割く事なく、退職に向けた会社との交渉などを全て代行してくれるサービスです。

他社では30,000円~100,000円程度の退職代行費用として負担しなくてはならないのですが、「0円退職ドロン」であれば実質0円で、あなたに代わって手続きを一通りやってくれます。

「0円退職ドロン」は退職後の転職サポートもやってくれる心強いサービスです。

他にも「0円退職ドロン」には労働問題解決のプロが在籍しており、未払い残業代・有給休暇に関する問題・労働問題を退職と同時に解決してくれます。

もし、モラハラで悩んで転職を希望する方は「0円退職ドロン」の利用を検討してみてください。

労働組合に相談する

会社が関与している労働組合(ユニオン)に相談する事も良い手段です。

労働組合自体が、「会社のため」ではなく「労働者」のためにある組織です。

その会社ありきの組織ではあるのですが、第一にあなたの事を考えた解決方法を提案してくれる事でしょう。

もしあなたが働く会社に労働組合(ユニオン)が無い場合、外部労働組合と言われるものがあります。
この外部労働組合は会社とは関与しているものが無いため、気軽に相談する事が可能となっています。

ただし、外部労働組合も沢山の種類があり、そのサービスや費用がまちまちです。
入会するために組合費や入会金が必要なケースも存在します。

「ねこの手ユニオン」であれば、組合費も無料で相談もできます。

また実際に対応に着手する場合も成果報酬での支払いとなるため、実質0円で依頼する事が可能となっています。

補足

絶対にやってほしくない事が「何もせずに耐える」ことです。
これをやってしまうと加害者の思うつぼですし、あなただけが辛い思いをするだけです。

実際に筆者はうつ病を2度経験しています。

今思えば、パワハラではなくモラハラでした。

我慢してしまうと、心が先に病んでしまって取り返しがつかなくなってしまいます。

「自分が我慢すればいい」と感じてしまう事は絶対にやめましょう。

ハラスメント行為をする相手が悪いのです。

これらの情報をもって、しっかりと対処をしていきましょう。

加害者を許せない!責任追求したい場合

「モラハラしてきた相手が許せない!訴える!」と思った場合はどうしたらよいのでしょうか。

あなたが誰かに説明する時に必要な事、それは「証拠を集めておく」事です。

ただ単に相談する時に「モラハラを受けていて辛いんです」と言っても、もしかしたら相手によっては「大した事なさそうだな」と思われてしまう事もあるでしょう。

証拠は「メモに書き残す」「音声を録音する」などのように有効な証拠を記録するようにしましょう。

職場のモラハラの証拠として有用な情報

  • いつ(年月日と時間)
  • どこで(モラハラが発生した場所)
  • 誰に(加害者の名前)
  • 何をされたのか・言われたのか(内容)
  • 原因や理由(分かる範囲で)
  • 目撃者や同席者の有無や、その人の氏名
  • その時の感情(怖かった・辛かったなど)
  • メンタルや体の状態(食欲・睡眠など)

このようにあなたが出来る範囲で良いので、具体的に証拠を記録として残しておきましょう。

メモを取るだけで自分が職場でどのようなモラハラ被害を受けているのか特徴が分かったり、その時に対策案や対処法が見つかったりする可能性もあります。
また、メモであれば手書きの方がおすすめとされています。

メールやSNSのやり取りがあれば、消さずに保存しておきましょう。

また相談する際にあなたが職場でのモラハラ被害にあった内容を時系列を整理してリスト化しておくと、訴える時の被害記録として提出するのも容易になるでしょう。

音声はとても有効な証拠となりますが、音声に残すためにわざと言わせるように仕向けたりすることはしないように。

また、職場でのモラハラで心身に不調をきたしている場合は医師の診断書を貰っておきましょう。
訴える時にとても有効とされています。

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いかがだったでしょうか。

職場でのモラハラを含むあらゆるハラスメント行為は、心がとても病んでしまうものです。

もし今の職場であなたがモラハラを受けている場合は、しかるべき相談窓口に相談する事をおすすめいたします。

あなたが我慢したり今の職場をやめる決断をしたりする必要はありませんし、あなたが悪いわけではないんです。

あなたが相談する事で会社の悪習が一掃され、好事例になる可能性や今後の対策となることでしょう。

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この記事を書いた人

日々、数十人の女性からのLINE相談などを受けながら活動中。セクハラに対する労働紛争にて、300万円の解決金決着などの実績も多数あります。
セクハラ問題でのお悩みや不安に、少しでもお力添え出来ればと日々奮闘しております!

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