アルムナイとは?企業がアルムナイを活用する理由・事例を解説

本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

人間関係が原因で会社を辞めたんだけど、会社のことは大好きなんだよね…

そういう人におすすめなのがアルムナイというものだよ!

アルムナイってなに?

じゃあこれからアルムナイについて説明していくね!
目次

アルムナイとは?

「アルムナイ」とは、「卒業生、同窓、交友」などの意味を持つ言葉です。

大学を卒業したOB・OGなどが、大学と関係性を持ちつづけることを指したり、大学側からOB・OGに働きかけたりなど、そういった場合に使われる言葉です。

会社において使う場合には、「企業の離職した人、退職した人たちの集まり」という意味になります。

海外の企業では、アルムナイとつながることによって会社の成長につなげたり、アルムナイを再雇用する動きなども出ています。

アルムナイが注目される理由は、終身雇用が廃れてきた現代にあります。

終身雇用などで、一人の人が同じ会社で最後まで勤め上げる、といったことが無くなった現代において、転職は必須のものとなってきています。

転職する理由なども、会社を辞めたくて辞める人たちだけではありません。

上司との関係がうまくいかなくなった、セクハラやパワハラがあった、自分の夢を目指すことにしたなど、辞める理由は様々です。

セクハラやパワハラがあった場合にも、会社のことは好きだけど、辞めざるをえなかったという人も多くいるはずです。

ある特定の人物との関係性がこじれたことで辞めざるをえず、会社と関わり続けたいのに辞めてしまった、という人もいるはずです。

そういった人のためにあるのがアルムナイという制度です。

アルムナイには、企業側が人材不足で悩んでいる背景があります。

企業の離職者、退職者を、財源とみなし、採用などにつなげていくことを目的としています。

今までも、こういった離職者を繋ぎ止めたり、また雇用することはありました。

しかし、そういった場合には、「結婚・出産・介護・育児・看護・配偶者の転勤」などの理由によるものだけが再雇用制度に当てはまるとされており、自己都合退職や転職では、その制度に当てはまることはあまりありませんでした。

そういった人のために、アルムナイという制度が作られたのです。

企業がアルムナイを活用する理由

企業がアルムナイを活用する理由は4つあります。

  • 従業員の育成をしなくて済む
  • 優秀な従業員を雇用することができる
  • パートナーやアンバサダー、顧客になってもらえる
  • 有力な情報を得ることができる

一つずつ見ていきましょう。

従業員の育成をしなくて済む

従業員の育成をしなくて済むことは、かなり大きいメリットの一つです。

直接採用ができるダイレクトリクルーティングができ、求人票などを出して一から採用、面接をする必要がないことがあげられます。

アルムナイがしっかりと会社のことを知ってくれているおかげで、会社のことを説明する必要がなく、会社のビジョンなども共有できていることから、従業員の育成にコストと時間を割かなくて済むのです。

優秀な従業員を雇用することができる

ここで言う優秀な従業員とは、他の会社で知見や見聞を広めてきた、経験を積んだ社員のことを言います。

転職することで、新しいスキルを得たり、新たな知識を得たアルムナイが自分たちの会社に戻ってくることは、メリットでしかありません。

アルムナイの活躍によって、アルムナイが活動していることが他の会社に知れ渡り、さらに会社のイメージアップに貢献してくれることもあるはずです。

どこの会社の出身かが明確にわかるネットワークの中では、自分たちの会社のアルムナイが活躍してくれることにより会社への求人率がアップすることもあります。

パートナーやアンバサダー、顧客になってもらえる

企業側は、ネットワークを通じて自社の製品を売ったり、セールスをしたりします。

アルムナイネットワークが存在すれば、商品の価値が分かっている人が宣伝してくれていると周りにも分かりますし、ネットワーク内では商品の情報が拡散しやすいというメリットがあります。

パートナーやアンバサダー、顧客になってもらうことで、さらに商品の価値が上がり、広まっていくと認識している企業も多くあります。

有力な情報を得ることができる

アルムナイは、さまざまな企業とつながりを持ち、たくさんの情報を持っています。

違う企業に転職することによって、その会社の情報を得ることができ、その会社で出会った人々から情報も得ることができるのです。

そういった視点から、有力な情報を得ることができると感じている企業は多くあります。

また、第三者の目線から商品を評価してもらうことで、自社の商品の改善点や良いところなどを見つけてもらいやすくなります。

それによって、さらに自社が成長するチャンスが生まれるのです。

アルムナイを対象に、アンケートを実施したり、自社の商品を評価してもらう機械を作ることで、そのチャンスを増やすことができます。

アルムナイが活用された事例

続いては、実際にアルムナイが活用された事例について紹介していきます。

電通

電通では、アルムナイネットワークの促進に努めています。

2020年10月には、電通が経営する「電通アルムナイ・ネットワーク」において約500人が登録しています。

アルムナイ・ネットワークでは、アルムナイ同士でメッセージのやり取りをすることも可能で、電通の発展に貢献していると言えるでしょう。

また、アルムナイ・ネットワーク登録者限定の情報なども配信しており、アルムナイにとっては周りの消費者よりも早く情報を知ることによって、自分のスキルを活かせる機会を見出せると言えます。

住友商事

住友商事では、「SC Alumuni Network」が設立されており、アルムナイと現役の社員が交流できる仕組みとなっています。

社内外で新たに情報を交換することで、お互いの成長のためになるという目論みで、アルムナイにとっては新しい情報を得るチャンスと言えるでしょう。

アルムナイ同士の交流も促進しており、アルムナイが世界に羽ばたくためにどうすればいいかを協力してくれる機関でもあります。

リクルート

リクルートでは、「元リク」という言葉が存在し、元々アルムナイネットワークが存在する企業です。

経営者や起業家などを輩出してきたリクルートだけあって、元リクルート社員が新しい世界に羽ばたくことを応援する土壌ができています。

アルムナイネットワークでは、情報交換が活発なため、自分自身の成長につながることが多くあります。

アルムナイにとっては最適な環境と言えます。

サイボウズ

サイボウズでは、「育自分休暇制度」という制度があり、転職や退職した場合にこの制度を使えば、最長6年間、サイボウズに復職することが可能という制度です。

サイボウズの意図は、チームに戻れるという安心感を持って、自分のやりたいことにチャレンジして欲しいというもので、アルムナイにとってはチャレンジができる環境が整っている会社です。

挑戦を後押しすることによって、アルムナイの成長を促し、そしてまた帰ってきてもらうという両者にとってwin-winな制度となっています。

まとめ

アルムナイ制度はこれから益々発展していくものとなるはずです。

今の日本ではまだあまり馴染みのない制度ですが、海外では取り入れられ、外資系の企業などでも取り入れられています。

アルムナイになれば、会社を辞めた後も会社とつながりを持つことができ、辞めざるをえない理由があったせいで会社を離れることになった人にとっては、会社のいいところを吸収して、成長できるチャンスと捉えられます。

数年後に会社に戻ることができるために、自分のやりたいこと、学びたいことに挑戦することができ、その間に大学に行くことなども可能です。

自分の夢を追いかけつつ、自分の会社とつながりを持つことで職業としても安定します。

また、アルムナイ同士のネットワークにより、起業したい時にアドバイスをもらえたり、情報を共有できることも強みの一つです。

そういったアルムナイ制度が日本に来れば、さらに活躍できる人も増えることでしょう。

これからのアルムナイ制度に期待です。

セクハラお仕置き委員会 セクハラ絶対に許さない!訴えなくても解決できる 必ず解決金請求 着手金無料 あなたの恨み晴らします! 任せて!

この記事は執筆された時点での情報を元に記載されております。文書・写真・イラスト・リンク等の情報については、慎重に管理しておりますが、閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 記載内容や権利(写真・イラスト)に関するお問合せ等はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

職場でのいじめ、パワハラに耐えながら勤務していました、限界を迎え退職の意思を伝えるも、人手不足のため簡単に退職させてもらえず、退職代行で退職しました。
世間での退職代行の評判が良いとは言えませんが、世の中には私のように言いたくても言えない人も少なからずいると思うので、そういう方々に有益な記事を書ければと思ってます!

目次