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これって就活セクハラ?相談はどこでしたらよいの?
黙っておくのが賢明なのかと思ったけど、今後同じような被害も出てほしくない気持ちもあるし。
企業の採用面接やインターンシップでの「就活セクハラ」に悩む学生が、日本全国で後を絶ちません。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就活の舞台が主にオンラインに移った今も残り続けているのです。
被害にあった場合の対処法や相談先についてまとめたので是非参考にしてくださいね。
就活セクハラの実態
就活セクハラの特徴はたくさんあるのが問題点です。
今回は3つの点に注目して実態を解説していきます。
- 4人に1人が経験
- 内定に響きそうで何もできなかった
- 女性だけでなく、男性も被害に
以上に関して「当てはまっているかも」と思うものがあれば詳しく見ていきましょう。
4人に1人が経験
“就活セクハラ”については、就活生の約4人に1人が経験しているという調査結果を厚生労働省が公表しています。
「見た目良いよね、もっと深く知りたい」「彼氏はいるの?」など直接的に聞いてこられる事案が目立っているのが現状です。
面接内容には関係のないプライベートな話は、不必要な情報です。
「内定が欲しい」からと無理をした結果、要求を飲んでしまう就活生も数多くいることでしょう。
しかし、採用してもらうからと言って無理な我慢は不要です!
面接内容と接点のない発言はハラスメントに該当するので、受けた際は必ず誰かに相談してください。
内定に響きそうで何もできなかった
「なんで髪が短いの?」「ホームレスみたい」
など容姿のことを指摘される事もあるそうです。
就活生の個性を説教の様に指摘する事例も存在しています。
最終面接に挑む際、指摘されたことに合わせて挑んだ方もいると思います。
本来の自分を失って入社したできたとしても、心の底から喜べますか?
その会社の内定に響くことがあるかもしれません。
しかし、そのような会社に入ってしまっては、どちらにしてもあとあとのトラブルになりかねません。
入社する前に、そういった会社であることに気づく事ができ、よかったと思いましょう。
女性だけでなく、男性も被害に
女性の例が多いだけに「男性にはない」と勘違いをする方もいます。
実は男性にも被害例はたくさんあり、5人に1人は「就活セクハラを受けた」と言っているのです。
女性と共通点もあり、「性的」な質問を受けることもあり「就活のやる気が下がった」と言葉を残す人もでてきます。
男性なんだから「面白いことをやってよ」と強要され、断るとため息をつかれた場面を見かけた方もいるようです。
「男性なんだから強くいなきゃいけない」
「冗談は受け入れなければ内定をもらえない」
などということはありません。
事例がないからこそ、相談する声が増えることで被害の減少が見込めます。
覚えておきましょう。
就活セクハラに当たる事例
就活等セクハラの内容で最も多かった内容は
「性的な冗談やからかい」(40.4%)
「食事やデートへの執拗な誘い」(27.5%)
「性的な事実関係に関する質問」(23.6%)
という割合で出されています。
社会問題でもある就活セクハラの事例を紹介していきます。
東証一部上場企業の不適切な行為
東証一部上場企業の採用担当者が就職活動中の女子学生に肉体関係を迫るなど不適切な行為を働いていたことが、ニュースで報じられていました。
「エントリーシートの添削をしてあげる」などと繰り返し誘われ、和食屋で一緒に食事をすることになったようです。
その後、酔いが回った彼女を採用担当者がタクシーに乗せ、連れて行かれたのは、ラブホテルだったことが明かされました。
就活用のマッチングアプリでのセクハラ
就活マッチングアプリで自分が目指す業界に昔いた男性と知り合い、エントリーシートや面接対策をしてもらう予定を立てた女性の話です。
カラオケ店で合流しましたが「お辞儀の仕方を教えてあげる」とお尻や太ももを男性から触られたといいます。
内定後もお祝いとして食事に行った際、「彼氏とはどう」「性行為はしたの」などと質問され、帰り道で手を握られたそうです。
彼女はもう連絡を取らないようにしていますが、しばらくの間、不在着信が止まらなかったと被害の言葉を残しています。
面接でのセクハラ
就活中の女性のエピソードです。
面接で「結婚しているかどうか」を詳しく聞かれ、「結婚の予定はないの?」「相手はいそうなのにね」と言葉という質問をされたそうです。
また、セクハラはそれだけでは終わりません。
こちらは男性が被害のエピソード。
プレゼン課題の終了後に、「君のプレゼンはマスターベーションみたいなものだよね」と言われたそうで、ショックを受け頭が回らない状況になったと語っています。
このように、男女問わず就活生に対するセクハラはあとを経ちません。
就活セクハラを受けた時の対処法
人生を大きく決める就職活動なだけに、「内定のためなら」とセクハラに対して我慢してしまう方も多くいます。
就活でセクハラ的な質問があった場合は、答えないことも対処法の一つだということを認識してください。
「採用に直接関係のない質問だと考えますので、回答を控えさせていただきたい」
などとはっきりと自分の意思を伝えましょう。
仮に社員の方がその発言に対して指摘された場合は、他の社員に相談することでも対処に繋がります。
「断る勇気がない」方も多く存在するとは思いますが、あなたを必要とする会社は他にもたくさんあります。
就職先の選択肢をたくさん持つことで、心に余裕ができるのです。
無理のない就活を心掛けましょう。
就活セクハラ、どこに相談したら良いの?
「就活セクハラでは?」と思った方がいれば1人で考えず、相談することをオススメします。
相談先は多くあるため、迷うかもしれませんが自分に合うところを見つけていきましょう。
総合労働相談
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
総合労働相談は、助言をもらうことは可能ですが、直接的な解決の手助けにはならないので注意が必要です。
性犯罪被害相談電話全国共通番号「 #8103(ハートさん)」
性行為の強要など、悪質な場合は迷わず警察に通報しましょう。性行為の強要はれっきとした犯罪です。
警察は、あなたの立場やプライバシーを最大限尊重してくれます。
短縮番号「 #8103(ハートさん)」をダイヤルすれば、発信された地域を管轄する各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながります。
警察では、性犯罪被害者への手厚いサポートを行なっているので、今後のことについても相談してみましょう。
労働組合(ユニオン)
上記2つを試したり、まだ踏み込めない状況の方はユニオンの利用をオススメします。
労働組合は、相談しやすく、労働者の味方となり、解決に導いてくれる組織です。
相談に乗ってもらったうえで、団体交渉などを通じて職場に改善を促すことができます。
その中でも「ねこの手ユニオン」という労働組合がおすすめです。
ねこの手ユニオンの特徴
ねこの手ユニオンは所属する企業や雇用形態などに関係なく加入ができる外部の労働組合です。
外部労働組合によっては「入会金や組合費がかかる」「相談に費用がいる」などといった場合があります。
そんななか、「ねこの手ユニオン」という外部労働組合であれば入会金や組合費の支払いも不要で、相談を何度行っても無料です。
会社の労働組合への相談は、現状把握や事実確認の調査が入ります。
誰かが相談したことが発覚してしまう可能性があるのです。
しかし会社とは全く関係のない外部労働組合であれば、そのような懸念は必要ありませんのでご安心ください。
「就活セクハラで辛い」と感じていても相談できない人が目立ちます。
ねこの手ユニオンはそんな方の力になってくれるでしょう。
ねこの手ユニオンへ加入したからといって、ユニオンの活動を義務付けられることもないので安心です。
就活セクハラを受けたら我慢ではなくユニオンに相談しよう
就活で「忍耐力」はアピールになりますが、セクハラに関しては我慢する必要はありません。
早い段階で相談する方が、自分のためや会社のためにもなります。
しかし、現在は例年に比べ、友人と接触する機会も減っているため相談が困難な方もいるでしょう。
相談することを少しでも負担に思われないためにも、「ねこの手ユニオン」は人に寄り添える存在になっていきます。
相談料・利用料が無料で使え、LINE・メールでの相談も24時間受付していますので、抱える悩みを一緒に解決していきましょう。
この記事を読んで少しでも悩みが軽くなれば嬉しいです。