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メールでセクハラに悩んだ時の相談先は?
セクハラも多様化し、性的な内容やプライベートに踏み込んだ内容のメールが送られたという人もいるでしょう。
仕事がやりにくくなったり職場環境が悪くなったりするかもしれないと考えると、なかなか周りに相談しにくいのが問題です。
この記事では、どんなメールがセクハラになるのか具体例を紹介します。
また、メールでのセクハラに悩んだときの相談先を解説しています。
ぜひ参考にしてください。
メールだけでもセクハラになる
そもそもセクハラとは、職場で性的な言動があり相手が不快に感じることです。
例えば、わかりやすいものでいうとボディタッチをしてくる、卑猥な言葉をかけてくる、などです。
仕事上、連絡を取り合うのに必要なメールやラインは問題ありませんが、プライベートな話を無理に聞かれたり、しつこく食事に誘われたりすることはセクハラに該当します。
たとえメールでも、メールを受け取った側が不快な気持ちになっていればセクハラになってしまうのです。
具体的な内容を以下の項目で紹介します。
自分では気付かないうちに、相手にとって不快なメールを送ってしまっているかもしれません。
セクハラとみなされるメール内容
セクハラとみなされるメールは主に下記の6つが考えられます。
- プライベートな内容をしつこく聞いてくるメール
- しつこい誘いのメール
- 容姿や服装に関するメール
- 業務時間外のメール
- 業務内容以外のメール
- なれなれしいメール
上司からの誘いを拒否したことで解雇や降格、望まない配置転換をさせられるかもしれないと不安になり、はっきり断れない場合も考えられます。
セクハラを受けた人のなかには、精神的に苦痛を抱える人もいるでしょう。
セクハラを我慢していると、転職や退職せざるを得ない状況に追い詰められるので、労働組合(ユニオン)などを利用して解決していきましょう。
内容をしつこく聞いてくるメール
プライベートな内容をしつこく聞いてくることはセクハラにあたります。
例えば、彼氏がいるか、下着の色やスリーサイズを聞いてくることなどです。
性的な内容はもちろん、性的な内容が含まれていなくても、しつこく聞いてきたり返事を強要するとセクハラになるでしょう。
しつこい誘いのメール
しつこい誘いのメールとは、例えば業務時間外のプライベートな時間に2人きりでお酒の席や食事にしつこく誘うことです。
交際をせまったり性行為を求めたりする内容のメールもセクハラになります。
容姿や服装に関するメール
女性の容姿や服装、見た目に関する内容もセクハラになります。
メールを送った人は褒めたつもりでも、相手の女性が不快に感じるかもしれません。
例えば、「○○さんは胸が大きいね」などの容姿や「今日のスカートは短いね」など服装に関するメールが該当します。
業務時間外のメール
業務が終わってからメールが頻繁にくる場合もセクハラになります。
業務時間外はプライベートな時間なので、上司からのメールがしつこくくる、返信を強要される場合もセクハラにあたります。
業務内容以外のメール
業務内容以外のメールは、性的な内容でなくても、業務と関係のない話を長い時間送ってくる場合もセクハラになります。
その場合、業務時間内でもセクハラに当たる可能性が高いでしょう。
プライベートな行動に関する内容や、一方的に自分の性体験を話してくる場合などもセクハラになります。
なれなれしいメール
あくまで会社で仕事をするだけの関係なため、なれなれしすぎるメールもセクハラになるでしょう。
例えば、友達でもないのに愛称で呼んだり、メールでハートマークを頻繁に使用したりすることや、「女の子なんだから○○できるでしょ」など性別に関する内容はセクハラになります。
若い人との距離を縮めたい、仕事をしやすくしたいなどの意図があったとしても、相手が不快な思いをするとセクハラになってしまうでしょう。
メール以外のセクハラ行為
ここまではメールでのセクハラ行為について紹介しました。
前述したようにセクハラとは、職場で性的な言動があり、相手が不快に感じることです。
相手が不快感を抱くかどうかが問題なので、人によって感じ方が違うため、判断が難しいところでしょう。
抱きついたり交際を強要するなど、あからさまな性的行為だけでなく、冗談やコミュニケーションで話しているつもりでも、相手に不快感を持たせている可能性があります。
また、セクハラは男性の同僚や上司から女性社員が被害を受けるイメージがありますが、女性社員や上司から男性社員へ性的な発言や行動があればセクハラになります。
会社内での発言や行動は、他の社員の目があるので周りに気付かれることがありますが、メールでのセクハラは他人から気付かれにくいでしょう。
受け取った人も内容によっては周りに相談しづらいところが問題です。
メールでのセクハラに悩んだ時の相談先
実際にセクハラの内容のメールを受け取ったとき、どうすれば良いか悩むことでしょう。メールでのセクハラに悩んだときは、以下の4つの方法があります。
- 会社の上司に相談する
- 会社の相談窓口に相談する
- 都道府県の労働局に相談する
- ユニオンを利用する
会社の上司に相談する
メールを受け取った初期のうちなら解決する可能性が高いでしょう。
しかし、相談する相手を間違ってしまうと社内に知れ渡ってしまうかもしれません。
信頼のおける上司かどうか、よく考えてから相談する必要があります。
会社の相談窓口に相談する
相談窓口が設けられている会社は、1度相談してみると良いでしょう。
相談窓口がない場合は、人事部に相談してみてください。
しかし、直接の上司や社長の場合、解決できない可能性があります。
都道府県の労働局に相談する
各都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)へ相談してみましょう。
メールの相談も受け付けているので、時間外や会社内で相談しにくい場合に活用できます。
ユニオンを利用する
労働組合には、会社単体や同業会社が集まった組合などありますが、労働組合のない会社が多くあります。
会社に労働組合がない場合は、ユニオンを利用すると良いでしょう。
ユニオンとは、労働組合の一つで労働者であれば個人でも加入できます。
労働環境の改善や不当な扱いの停止を代わりに交渉してもらえます。
セクハラやパワハラに関する相談を受け付けていますので活用してみましょう。
メールでのセクハラ相談にはユニオンがおすすめ
この記事ではメールでのセクハラについて紹介しました。
性的な話題だけでなく、業務時間外や業務内容に関係のないメールを頻繁に送ると、相手が不快に感じていればセクハラになります。
メールでのセクハラを受けてしまった場合は、我慢せず会社の相談窓口や労働局、ユニオンに相談してみてください。
ねこの手ユニオンは、セクハラなどの労働問題をはじめとする様々な悩みを抱える人の助けになる組合です。
一般的な労働組合は組合費がかかりますが、ねこの手ユニオンでは組合費は無料です。
専門家との相談も、無料で何度でも利用できるので、解決策がすぐにみつかるでしょう。
さまざまなサポートが受けられるため、安心して仕事を続けられます。
セクハラが悪質な場合は、転職・退職サポートや慰謝料請求にも対応していますので、まずは相談してみてください。