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アルハラを受けて辛い!すぐにでも退職したい!気軽に相談できる所は?
会社勤めだと、必ずあるイベント「飲み会」。
1月は新年会、12月に忘年会、4月には歓迎会や送別会などもほとんどの会社で行われる、主要な行事ではないでしょうか。
私も経験があるのですが、週末のお誘いであれば、簡単に断れても事前に企画として立てられた「飲み会」は断りにくいですよね。
お酒を飲まない・飲めない人にとって、飲み会ほど苦痛な時間はありません。
頻度の多さによっては、退職を考える人もいるでしょう。
昨今では、宴会の場などで行われるハラスメント行為をアルコールハラスメントと呼び、「アルハラ」がニュースでも取り上げられるようになりました。
この「アルハラ」は、被害にあった人は苦痛でしかありません。
職場によっては「私には拒否権がない…」というケースや「先輩に参加を強要されて…」というケースもあり、労働時間以外での時間とお金の浪費に退職を考える人も少なくありません。
最近では「アルハラ退職」という言葉があるほどです。
今回の記事では
- アルハラの定義
- アルハラへの対処法
- アルハラを受けた時、退職や慰謝料請求はできるのか
- アルハラで退職を決意!相談先は?
- 退職を切り出せない時、退職代行を利用するのがオススメ
これらの内容に沿って、説明していきます。
アルコールハラスメントの定義
「アルハラ」などのハラスメント行為は重大な人権侵害です。
共感を多く得られるため漫画にもなっている程。
私も、お酒は苦手で、20代の事は飲み会に行くこと自体が苦手でした。
お酒を飲まないのに、お酒を飲む人と同じ料金を払い、同じ時間を過ごす事になってしまうからです。
12月、1月などは飲み会が多く開催されるので、年末年始は憂鬱だった事を思い出します。
飲み会が苦手な理由として、私のように「お酒が苦手」や「沢山飲む人と同じ料金は納得いかない」といった方や、『お酒の場だから』と日常はしない言動を自分に浴びせてきて嫌だ…など様々あるのではないでしょうか。
「アルハラ」の定義は、お酒にまつわる嫌がらせや迷惑行為を指します。
飲酒を強要するだけが「アルハラ」ではありません。
酔っている事を理由に、他者に迷惑行為をする事も立派な「アルハラ」とされています。
『お酒の席だから』と許される時代ではなくなったのです。
「お酒を飲んで、みんなで楽しく日頃のストレスを解消する」という事が全てアルハラになる訳ではありません。
「誰かに迷惑をかけたり」、「お酒を飲むと人が変わったり」する場合はアルハラの可能性が高まります。
アルハラの定義とされる6つを紹介します。
- 飲酒を強要する行為
- 一気飲みをさせる
- 飲めない人への配慮を欠いた言動
- 酔い潰しを前提とした飲酒
- 酔っぱらったうえでの迷惑行為
- 未成年者にお酒を強要する
これらを1つずつ紹介します。
飲酒を強要する行為
職場での上下関係や、4月の歓迎会や送別会、1月の新年会や12月に行なわれる忘年会などの伝統として半ば強引に飲酒をさせる行為。
本人は飲みたくないと思っていても、飲まなければいけない雰囲気を作り、飲酒をしなくては収まらない状況をつくる事を指します。
一気飲みをさせる
その場を盛り上げる事を理由にし、一気飲みや歓迎会や送別会での早飲み競争などを強要する行為。
飲めない人への配慮を欠いた行動
本人の意向や体質を無視し、飲酒を促す行為。
また、飲酒を断った際に侮辱する行為や、お酒以外の飲料を用意していないケースも「配慮を欠いた」行動とされる。
酔い潰しを前提とした飲酒
酔い潰すことを目的として、お酒をどんどん飲ませる行為で、傷害行為にあたるケースも。
最悪の場合、酔い潰れた人のためのコーナーを設定していたり、嘔吐用の袋やバケツを用意してあったりするケースもあります。
酔っぱらったうえでの迷惑行為
お酒が入る事で気が大きくなるのは一般的な事。
ですが、その延長線で普段は言わないような発言や迷惑になる行動を起こす事。
女性社員にボディタッチをしたり、暴言や暴力をふるう行為ふるったりするケースも「アルハラ」とされています。
未成年者にお酒を強要する
世界各国と比較しても、日本はお酒に関して寛容な国でしょう。
24時間、コンビニなどに行けばお酒は手に入りますし、公共の場所で飲酒をしても注意されない。
そのような状況が続いている日本だからこそ、大人のアルコールに対しての認識が世界レベルで見た時に意識が低いとされています。
そのせいなのか、大人が未成年者にお酒を勧めるという話も良く聞きます。
会社の飲み会で社員が、未成年のアルバイトなどに酒を強要した場合は勿論、アルハラとなります。
アルコールハラスメントへの対処法
会社では幅広い年齢の人達が沢山、働いています。
価値観も様々で、昨今ではそれが顕著に現れはじめています。
2021年の現在では、20代の飲酒が習慣化している人の割合は2017年・2018年・2019年…と徐々に減少傾向にあります。
「職場の人とプライベートでも同じ時間・空間にいたくない」、「お酒を飲んで翌日が台無しになる位なら、カフェでお茶したい」と考える人が増えている現代。
そんな時代だからこそ、自分自身でもある程度の予防線を張る事は重要となります。
では、「アルハラ」被害に合わないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
「アルハラ」行為に対する対処法を、いくつかご紹介します。
ハッキリと断る
飲酒を強要してきたり、迷惑行為をしてきたりする場合にハッキリと「私はもう無理です飲めません」や「アルハラですか?」と言う事で、相手は引き下がる事がほとんど。
もし引き下がらない場合でも周囲のサポートも受けられる状況にあるので、本人が口に出してハッキリ断るのは効果の高い方法でしょう。
また、「アルハラ」という言葉自体の周知が広まっているので飲み会などで「アルハラですか?」という事でアルハラをする人への牽制にもなります。
うやむやにする
『そんな事したら部下に嫌われますよ』、『お酒を飲んだらそんな風になるんですね…』と真顔で言う事で、相手は危機感を覚えて冷静になる事も。
「笑ってごまかす」、「強引に仕事の相談をする」なども効果のある方法です。
「仕事の相談をする」場合、互いに真剣な状況になるのでアルハラ行為の防止には効果のある方法でしょう。
明日の仕事(予定)への影響を伝える
翌日の仕事や予定がある場合は、ハッキリと「明日の仕事(予定)に影響が出るので無理です」と伝えましょう。
あなたの都合を無下にする上司や、会社であったらそれ自体がハラスメント行為にあたります。
拒否するには十分な理由でしょう。
普段からコミュニケーションをとっておく
業務中にもしっかりとコミュニケーションをとっておき、仲を良くしておく事で、ちゃんと断る理由を説明する事が可能となります。
お酒が飲めない人は事前に話しておく事で、相手はあなたの事を理解しているので、強要する行為が無くなります。
周囲に助け舟を出してもらう
アルハラ行為に不快な気持ちになった場合、周囲に助け舟を出してもらいましょう。
アルハラ行為に困っている事をその場で相談し、代わりにお酒を飲んで貰ったり、席を変わってもらったりする事をおすすめします。
その場から離れる
お酒を強要されたり、迷惑行為が嫌な場合は速やかにその場から離れましょう。
トイレに行くフリをして、「アルハラ」をする人の近くに寄らないようにする方法です。
その後、良識ある人の近くにいき「アルハラ」をする人のターゲットにならないようにしましょう。
自分の体調を説明する
「体質的に飲めない」や「私、過去に飲酒で運ばれた事があって…」と、事情を話す事でアルハラ行為への牽制になります。
その人の体質や飲めない事情を知っているのに、飲酒を強要した場合、傷害事件にもなる悪質な行為となってしまいます。
法的に飲めない事情を伝える
車を運転してきた場合や、早朝に運転する予定がある事を伝えましょう。
そういった理由がある場合に飲酒を強要したりすることは、ほとんどないでしょう。
アルハラで慰謝料請求はできる?
「アルハラ」被害にあった場合、慰謝料請求は出来るのでしょうか?
結論から言いますと、可能です。
「アルハラ」もセクハラやパワハラと同様に重大なハラスメント行為です。
様々なハラスメント行為が原因で退職する人が後を絶たない中、「アルハラ」でも退職者は発生しています。
「アルハラ退職」という言葉が使われるほどです。
過去には「アルハラ」が原因で退職せざるを得ない状況になり、損害賠償を請求したケースも。
本人が「お酒が飲めない」ケースもそうですが、暴言やボディタッチなどの迷惑行為も同様に慰謝料請求は可能です。
被害にあった際は、「その状況を記録しておく事」や「周囲に相談をしておく」事で、主観だけでなく客観的に見ても「アルハラ」であるという事実を確定させておくとよいでしょう。
ボイスレコーダーでの音声の記録や、ビール等を飲むよう強要されている写真などを記録として残しておくのもオススメです。
2017年・2018年・2019年と年を重ねるごとに飲酒が習慣化している人は減少傾向にあります。
ですが、「アルハラ」などのハラスメント行為はなかなか減少していきません。
被害に遭ってしまった人は、まずは相談窓口に相談してみましょう。
あなたが我慢をする事ではなく、「アルハラ」行為をした人に問題があるのです。
アルハラ退職の相談先は?
『アルハラが辛くて今の仕事を退職したい』と思っても、どこに相談すれば良いか分からないケースもあるでしょう。
『同じ部署や職場で相談しても揉み消されるのでは…』と考えたりもするでしょう。
私の場合、直属の上司がお酒で豹変するタイプの人だったので、私がアルハラを受けていたら上司に相談は出来なかったでしょう。
とはいえ、同僚に話した所で解消される事も無かったでしょう。
ここではアルハラ退職を考えている方に向けた相談先をご紹介します。
人事部・会社の窓口に相談する
上司に相談できない場合は、会社に設立されている相談窓口や人事部に相談しましょう。
相談者が社内で不利益にならないよう、プライバシーの保護は約束されます。
企業によっては慰謝料請求などの大きな問題にするのを好ましく思いません。
そのため、アルハラをした本人を異動や解雇にするケースがほとんどです。
各都道府県の総合労働相談センター
解雇や雇い止め、配置転換や賃金の引き下げなどの労働条件の相談以外にも、ハラスメント行為などのあらゆる分野において丁寧に相談に乗ってくれます。
専門の相談員が面談もしくは電話にて受け付けています。
みんなに人権110番
差別や虐待などの他に、ハラスメントなどの人権問題に関わる相談ができる窓口です。
法務局の職員や人権擁護委員が丁寧に対応してくれます。
法務局やインターネットからでも相談が可能で、電話の際は最寄りの法務局につながるようになっています。
かいけつサポート
かいけつサポートとは、法務大臣の認証を受けた民間の事業者を紹介し、労働関係の紛争に対して話し合いで原因を解決するお手伝いをするサービスの事を言います。
法テラス
相談の内容に合わせて、解決に役立つ法制度の紹介。
地方自治体、弁護士会、司法書士会、消費者団体などの関係機関の相談窓口を案内してくれるサービスです。
相談理由から、今までの相談事例とを照らし合わせて解決に近づく方法をスピーディーに教えてくれます。
法テラスのコールセンターや、全国の法テラス地方事務所にて、無料で相談受付をしています。
また、法テラスではメールでの相談受付も対応しています。
外部労働組合(ユニオン)
自分の働く会社の関連した労働組合ではなく、あくまで外部で結成された労働組合の事。
外部の労働組合に相談する場合、会社への忖度などの不要な感情が不要です。
「ねこの手ユニオン」であれば組合費も無料で、相談ができます。
問題解決に着手した場合も成果報酬制のため費用がギリギリまで抑えられます。
また「ねこの手ユニオン」が運営している「0円退職ドロン」では退職代行サービス等も行っており、労働問題への対処に優れているのが特徴です。
辞められない場合は退職代行の利用も検討
会社の相談窓口や人事部に相談しても「アルハラを退職の理由に出来ない」、「アルハラで慰謝料の請求が出来ない」といった結果になってしまう事も少なくありません。
弁護士に相談すると、相談料や着手金に費用がかかってしまう。
上記の相談先の中で一番のオススメは、「ねこの手ユニオン」です。
「ねこの手ユニオン」が運営する「0円退職ドロン」では、退職代行も行っています。
名前の通り、実質無料で利用可能なサービスとなっております。
また、相談もメールやLINEから気軽に出来るためオススメです。
会社や上司に直接あなたが連絡を入れずに、退職代行が可能で、即日に退社可能!
未払いの残業代の請求や有給休暇の取得手続きも代行してくれます。
退職後の転職サポートもセットになっているので、安心して退職代行を依頼できます。
「アルハラ」で退職をしたいと思っている人は一度、「ねこの手ユニオン」が運営する「0円退職ドロン」に相談してみましょう!