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そのLINEセクハラです!慰謝料は請求できる?メールやLINEでセクハラを受けた場合の対処方法を紹介
会社の上司や同僚からセクハラ被害で悩み、お困りの方が非常に増えています。
ハラスメント問題でいうと、業務中のボディタッチや性的発言、卑猥な行為などが考えられますが、業務とは関係ないプライベートな内容のメールや、業務時間外のしつこいLINEなども該当します。
上司からの明らかに行為のあるLINEや、同僚からの卑猥な発言のLINEなど。仕事上の立場や、関係を壊したくないと我慢してる方が非常に多いのではないでしょうか。
- このLINEの内容でセクハラに該当するのか?
- この程度で相談して良いのだろうか?
- そもそもどこに相談すれば良いのだろうか?
上記のようなことから今まで泣き寝入りしてきていませんでしょうか。
こちらの記事では、どんな内容のLINEやメールがセクハラにあたるのか、どのように対処すれば良いのか、慰謝料請求は可能なのか?など安心の相談先まで紹介していきます。
セクハラ発言とは
セクハラは、セクシュアルハラスメントの略です。
会社など勤務先での性差別的な発言、性的な言動による嫌がらせのことです。
セクハラにもさまざまな種類がありますが、なかでも、セクハラ発言が最もよく問題になりがちですよね。
セクハラ発言とは、つまり、言葉によるセクハラのことです。
ボディタッチなど、直接的な身体への接触があるものばかりがセクハラでないということですね。
特にLINEなどの文字だけの場合、セクハラ発言の厄介なところは『加害者が悪意なく無意識に起こしやすく、対策が非常に難しい』ということです。
相手が自分に対して好意を抱いていた場合や、異性として魅力を感じてる場合は特に悪意なくあなたを不快にするLINEが多く送られてくる可能性が高いです。
ボディタッチや性交渉など、具体的な行動をともなわずとも、発言(メールやLINE)だけでも大きな不快感を感じるセクハラも多くあります。
悪意のない無意識なセクハラ発言は、長期間繰り返して行われる可能性が高く、その分あなたにストレスが蓄積されてしまうのでそこはよく理解しておいてください。
LINEの文字だけでもセクハラになる?
改めて、ここでセクハラの定義をご説明します。
セクハラとはセクシュアル・ハラスメント(sexual harassment)の略で、性的な嫌がらせをすることです。
性的な意味を持って体を触るなどの身体的な接触もあれば、言葉によるものも含まれます。
言葉によるセクハラとは、みだらな誘いをしたり、性的な言葉を発することです。
また、みだらな誘いを断ることで、断った人が仕事に支障が出ることや、脅されるなども含まれます。
そのためLINEの内容によっては、文字だけでもセクハラに該当するということです。
セクハラに該当するLINEの内容の例は?
では、具体的にどんな内容がセクハラに該当するのか、実際に相談いただいた中から一部ご紹介します。
食事に誘う発言
- 今度夜ご飯行こうよ。いつ空いてる?
- 〇〇ちゃんだけ特別に今度おごってあげるね。
- 今日の20時にディナー行かない?みんなには内緒ね
- 〇〇ちゃんと飲みに行きたいな!お酒は好き?
など
誘われる側からすれば、仕事上の関係で仕事にも関係ない誘いであれば断るのもストレスになりますし、しつこく誘いがある場合は余計に不快に感ることでしょう。
容姿に対する性的な発言
- 顔も可愛いし足が凄いキレイだよね。俺、足フェチなんだよね
- 今日の服装凄いセクシーだったね。誘ってんのかと思ったわ(笑)
- 髪の毛凄い奇麗だよね。いい匂いするし仕事が手につかなくなるよ
- 〇〇ちゃん胸大きいよね。何カップなの?
など
仕事に関係ない性的な発言
- 生理いつごろなの?
- 最後にエッチしたのはいつ?
- お風呂あがった?写真送ってくれてもいいよー
- 初体験はいつ?もしかして、まだ処女?
など
直接的に体の関係を求める・デートへ誘う発言
- 週末温泉デートしない?
- 今週末嫁がいないんだけどうちに来ない?
- 〇〇ちゃんと一緒に寝てる夢見たよ。幸せでした
- 行ってみたいホテルがあるんだけど今度一緒にどう?
など
LINEを使ってなぜセクハラが起こってしまうのか?
LINEでセクハラめいた内容を送る人は、セクハラをしているという自覚が足りません。
「これくらいは大丈夫」
「触ってないし、LINEだから平気」
「コミュニケーションをとってるだけ」
「褒めれば喜ぶし仕事も頑張るだろう」
LINEも返してくれるし、自分に好意があるんじゃないか、などという誤解、勘違い妄想から起こります。
特に、LINEの性質上、個人のスマホ同士で行う場合が多く、一対一でやりとりをするため、周りは気づくことができません。
そのため、セクハラめいたLINEを受け取ったあなたは、どうしていいか分からず、悶々と悩み続けることになります。
セクハラ発言に対しての対処方法
上述のような、LINEやメールで言葉によるセクハラの被害にあった場合は我慢しないようにしましょう。
万が一、セクハラ発言の標的にされたとき、どう対応すれば良いのか、いくつか方法を解説します。
明確に否定・拒否する
何度もお伝えしてる通り、厄介なのは加害者が悪意なく無意識に起こしてるということです。
早い段階であなたから不快だという意思を明確に伝えなければなりません。
仕事がやりづらくなってしまうなどと気を使い、セクハラ発言を放置すればするほど加害者はエスカレートし、「もしかしたら自分に気があるかも」「この子は(性的な話は)問題ない」などと思われてしまいます。
相手が直属の上司であれば、指摘するのはなかなか難しいと思いますが、まずはしっかり否定しましょう。
冗談交じりだと、相手に気持ちがしっかり伝わらないケースがあります。
可能であれば、社内の相談窓口や別の上司に相談するのもひとつの手でしょう。
会社・加害者に対して慰謝料請求する
上述の通りに本人に拒否の意思表示をしても行為が繰り返される場合や、会社に相談しても解決しない場合は外部に相談して解決するしかありません。
弁護士に相談して裁判をするか、外部の労働組合(ユニオン)に相談するなどの方法があります。
セクハラが不法行為(民法709条)なら、これによって受けた名誉侵害や精神的苦痛は、慰謝料を請求できます。
また、性的関係を強要されるなどして身体的ダメージを受けたとき、治療費などの損害も賠償請求できます。
このとき、直接の加害者の責任はもちろん、会社の責任も問えます。セクハラ対策が不十分なものだと、安全配慮義務違反を理由に、会社にも損害賠償請求できるからです。
事前のセクハラ防止だけでなく、セクハラ発言を放置していたことや、相談窓口に連絡したのに、注意指導するなどセクハラ発言を止める努力をしなかったことなども、会社の責任は重大なのです。
慰謝料を請求する場合は証拠を残す
実際にセクハラ行為の加害者・会社を訴えようとする場合、証拠が鍵を握ります。
セクハラ被害で退職や転職をすることになったとしても、セクハラ被害にあった証拠さえあれば、会社都合で退職できる可能性が高いです。
セクハラ行為をされた事実を証明する為には、確証が得られる証拠が強い味方となります。
まずは、下記の項目を参考に、セクハラ行為にあった証拠を収集していきましょう。
LINEやメールのセクハラ発言はスクショして保存!
繰り返される誘いやセクハラ発言のLINEに嫌気がさす事でしょうが、しっかり証拠は残しましょう。
中には、あまりにも嫌でLINEも見たくない、開きたくないなどとやり取りを削除してしまったりする方もいます。
LINEのやり取りでのセクハラ発言は十分な証拠になります。
セクハラ行為を訴える際有効となる証拠は?
セクハラ被害にあい、セクハラ行為の加害者や会社を訴えようとする際には、どんなものが証拠として有効になるのか。
会社の上司にセクハラ行為をされていたとしても、直接謝罪させる解決法は、あまり現実的ではありません。
セクハラ行為の加害者であることを、決定付ける証拠があれば、退職前の慰謝料請求を有利に進めることができます。
次のようなものが、退職前の慰謝料請求時に有効な証拠となります。
- メールやLINEの内容
- 会話の録音データ
- セクハラ被害の内容を書いた日記
- 防犯カメラの映像
- 医師の診断書
- 同僚の証言
どれだけの期間被害を受けてきたかや、その時の自分の精神状態などによっても、会社を辞める前に集められる証拠は異なってくることでしょう。
しかし、「これがセクハラ行為の証拠として絶対必要」といった決まりはありません。
少しでも、セクハラ行為を連想させるものであれば、セクハラ被害の証拠として十分な効果を発揮します。
もちろん、メールやLINEの文面や同僚の証言も、立派なセクハラ行為の証拠となるものです。
セクハラ被害の相談先は?
退職前にセクハラ被害を訴える、と意思を固めても、どこから手をつけていいかわからないもの。
セクハラ行為を裁判で訴える場合には、訴訟に向けた準備段階のステップも多いです。
さらに、セクハラ被害で会社を訴える為の書類作成など、素人にはなかなか手に負えません。
セクハラ被害にあっているのにもかかわらず、何もせず退職するよりは、しっかり慰謝料請求してから退職することを望む方のほうが多いはず。
セクハラ行為の加害者が親しかった上司である場合でも、しかるべき処方法で、セクハラ問題を解決に導きましょう。
「どこにセクハラ行為の相談をしたらいいかわからない」という方は、下記を参考に、退職前の相談先を見つけてくださいね。
きっと、あなたに合った相談窓口が見つかりますよ。
会社の同僚に相談する
もし、あなたが信頼できる社員が会社にいる場合は、退職前に相談してみましょう。
しかし、退職前に同じ会社内の人間に相談する場合、リスクがあることもお忘れなく。
それは、セクハラ行為の加害者である上司に、社員にセクハラの相談をしたことがバレてしまうリスク。
退職前に少しでも上司にバレるリスクを減らしたい方は、同じ会社の社員・職員にセクハラ被害の相談をすることは避けましょう。
弁護士に相談する
確実に、セクハラ行為に対する慰謝料を勝ち取りたい、という方は弁護士に相談しましょう。
「絶対に慰謝料を勝ち取って退職してやる」と強い意思がある場合、やはり、弁護士への相談が確実な方法です。
しかし、退職前に弁護士に相談する場合でも、1つ問題が派生します。
それは、弁護士費用です。
中には、お金の都合が理由で弁護士費用が支払えずに、退職前の慰謝料請求を諦めてしまう方もいるほど。
それなりの資金がなければ、弁護士への相談は現実的ではありません。
- 着手金
- 調査費用
- 成功報酬
このように、退職前に弁護士に裁判の依頼をする場合、費用がかさみます。
裁判によって得た慰謝料の額によっては、弁護士費用が慰謝料を上回る場合も。
少しでも費用を抑えて、退職前にセクハラ行為に対する慰謝料を勝ち取りたい、という方にはあまりおすすめできない方法です。
労働組合に相談する
専門家に相談できて、費用を抑えられるという点で、労働組合への相談が最もおすすめです。
「労働組合に加入した覚えないよ」という方でも、会社で労働組合に加入させられている可能性が高いです。
大きな会社であれば、入社時に労働組合に加入させるはずです。
まずは労働組合に聞き馴染みがない方に向けて、労働組合とは何か、を少し説明します。
労働組合とは、労働者寄りの組織で、労働者が働く労働環境の改善を目指す組織です。
- セクハラ行為
- パワハラ行為
- 給与未払い
など、様々な労働問題解決に向けた取り組みを行っています。
さらに、労働組合は法的に会社への交渉権を持つ団体なので、問題解決力も個人とは比べものになりません。
また、費用面も魅力的です。
弁護士費用よりも、圧倒的に安く済ませることができます。
労働組合に加入するには、加入金が必要ですが、決して高額ではありません。
費用を抑えて、退職前にセクハラ行為に対する慰謝料を請求する際には、最適な手段と言えます。
それだけでなく、会社にバレずに相談したいという理由でどこにも相談できずにいるなら、個人型の労働組合に相談しましょう。
労働組合は、会社に属する組合だけではなく、個人加入できるユニオンと呼ばれる労働組合存在します。
このユニオンに相談すれば、会社から独立した組織なので、退職前でも加害者に知られることなくセクハラの相談が可能に。
ユニオンに集まる加入者には、様々な職種や経歴の方が集まります。
そのため、加入者から様々な悩み相談がされ、問題解決の為のノウハウを蓄積している点もメリットの1つです。
ユニオンにも様々な団体がありますが、中でも、ねこの手ユニオンがおすすめです。
おすすめの理由は、下記の通りです。
- 専門家が在籍している
- 無料相談が可能
- 相談から慰謝料請求まで対応してくれる
- 希望の場合は転職先の紹介サポートも受けられる
相談無料という点が、まず嬉しい点ですよね。
また、相談だけで実際の裁判は他の機関に依頼が必要、ということもありません。
相談から、慰謝料請求まで、一括してやってくれるので非常に安心ですよね。
まずは、相談してみましょう。
どうしても今すぐ辞めたい時は退職代行も可能
「すぐに退職せずに慰謝料の請求をする」と言っても、時間はある程度かかることを承知しておかなければなりません。
- セクハラ被害が辛くて相手に会いたくない
- 今すぐ会社を辞めたい
上記のような理由で、一早く退職を希望される方は、退職代行を利用する手段も検討してください。
退職代行サービスとは、やむを得ない理由で退職を希望する労働者に代わって、退職手続きをしてくれるサービスです。
もし、退職代行を利用する場合は、労働組合や弁護士が運営している退職代行を選んで下さいね。
そうでないと、退職後の慰謝料請求までやってくれない可能性があります。
慰謝料請求は、専門家の手助けが必要になるので、労働組合や弁護士が運営している退職代行でないと力になってくれません。
その点も考慮すると、ねこの手ユニオンの「退職代行ドロン」がおすすめです。
ユニオンが運営する退職代行なので、セクハラの慰謝料請求まで、安心して任せることができますよ。
費用をかけずに、セクハラの慰謝料請求と退職手続きを依頼できる点が特徴です。
まずは無料相談から、してみてはいかがでしょうか。