会社をクビになったら転職不利?成功させるための3ポイントを解説

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「前兆は薄々気づいていたけど、会社をクビになってしまった……。」

「会社でクビ経験があると、転職のときにどれくらい不利になるのかな?」

「面接で退職理由を聞かれたときにクビのことは言わないといけなの?」

と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

クビになってしまい精神的に落ち込んでいる中、次の職場を見つけるのは簡単ではありません。

事前に対策しないと次の職場を見つけるのは難しいでしょう。

そこで本記事では、そのような悩みに対して、会社をクビになった後に転職活動が不利になる場合とそうでない場合を

お伝えするとともに、転職を成功させるためのポイント3つを解説していきます。

クビ自体が不当解雇に該当する可能性があり、解雇の取り下げや慰謝料請求ができる場合もあるため、

ぜひ最後までお読みください。

目次

会社をクビになると転職不利?

結論から言うと、会社をクビになっても転職活動で不利になるかどうかは、解雇理由によります。

会社の倒産や業績不振に伴う解雇であれば、転職活動に支障は出ません。調べればすぐに分かるため、

採用担当も「会社が大変だったんですね。」と理解を示すでしょう。

一方、上記の理由以外の解雇は、労働者側に原因があると判断されやすいです。

そのため、面接で上手く受け答えできないと、転職活動は難航する恐れがあります。

企業としては、ワケアリの人材を採用したくないと考えるため、当然ですよね。

具体的には、上司の指示を聞けなかったり、同僚とクライアントとの人間関係を構築できなかったり、

情報漏洩をしたりする人物です。

確実にそうであると判断されないまでも、リスクが高い人物に捉えられてしまいます。

会社は中途採用であれば、即戦力の人材から採りたいと思っていますよね。そのような意図から外れてしまいます。

解雇には3種類ありますが、詳細は下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

しかし、クビの事実は就職先にバレない場合が多いです。なぜなら、転職先に客観的な解雇の事実が書かれた書類が提出されるわけではないからです。

以前の会社から連絡が入ったり自分で話したりしないかぎり、まずバレません。

とはいえ、経歴詐称はNGです。発覚してしまうと、解雇などの重い処分を受ける場合があるため、注意しましょう。

離職票に記載される退職理由2つについて

会社を退職するときには離職票が発行されますが、記載される退職理由には下記2つがあります。

・自己都合退職

・会社都合退職

それぞれ見ていきましょう。

自己都合退職

自己都合退職とは、自分が望むタイミングで退職することです。

結婚や子育て、引越し、親の介護、転職といった理由が該当します。

自己都合退職の場合、履歴書には「一身上の都合」と記載します。

頻繁に転職を繰り返していなければ、退職理由を深く問われないのがメリットです。

それに対して、失業手当の受け取りや給付期間が遅くなるのがデメリットです。会社都合であればすぐに受け取りできますが、自己都合退職は3か月以上先になります(待機期間7日間+給付制限約3か月)。

給付期間も90日から150日と会社都合退職よりも短く設定されています。

会社都合退職

会社都合とは、会社側から退職を求められることです。会社の業績悪化や倒産、賃金未払いといった理由が該当します。

嫌がらせやパワハラを受けた、移転にともない通勤が難しくなった場合なども当てはまります。

会社都合退職の場合、自己都合退職よりも失業手当の給付タイミングが早い点がメリット。最短で退職して7日後に受給できますし、給付期間も90日から最大330日と長くなります。

ただし、面接時に会社都合退職を聞かれる場合がある点には、気をつけなければなりません。履歴書に「会社都合による退職」と記載するからです。

倒産などの理由であれば、深く突っ込まれませんが「退職勧奨」の場合は要注意です。

トラブルの内容や個人業績などを根掘り葉掘り質問される可能性が高いため、事前に対策する必要があります。

転職面接のときに退職理由を聞かれたらどうする?

自己都合退職にしろ会社都合退職にしろ、面接のときに前の会社の退職理由は聞かれます。

では、どのように話すのがいいのでしょうか。

・会社をクビになったことを話す

・会社をクビになったことを隠す

と2つのパターンについて詳細に解説していきます。

会社をクビになったことを話す

会社をクビになったことは、面接では隠さずに伝えましょう。ただし、その事実を正直に話すだけでは、選考が不利に進んでしまいます。

そのため「そのときに何を学んで、再発防止をしないように何に気をつけているか」をセットで伝える必要があります。

間違っても、前の会社の悪口や言い訳をしてはいけません。

悪い例と良い例をそれぞれ見ていきましょう。

〇悪い例

(面接官)前職を退職された理由を教えてください。

(あなた)退職理由は、営業成績が上がらずにクビになったからです。完全歩合制であり、毎年営業成績の悪い下位10%はクビを切られるほどの厳しい会社でした。

営業成績は確かに上がりませんでしたが、それは上司の教え方の問題だと思っています。上司のやり方が合わずに、自分のやりやすい方法を考えていました。

〇良い例

(面接官)前職を退職された理由を教えてください。

(あなた)退職理由は、営業成績が上がらずにクビになったからです。完全歩合制であり、毎年営業成績の悪い下位10%はクビを切られるほどの厳しい会社でした。

営業成績が原因でクビになりましたが、振り返ると自分のやり方に固執していたのが原因だと気づきました。当時、上司からアドバイスをもらっていたにもかかわらず、自分のやり方に合わないと思い無視していました。

これでは成果が出ないのは当然ですよね。まずは試してみて結果報告をしながら、成果を出していきたいと思います。当時の上司にはとても悪いことをしてしまったと、感じています。

悪い例は、他責思考ですよね。新しい会社に入っても人や会社のせいにするため、結果を出せそうにありません。上司や同僚、クライアントとの関係もうまく作れなさそうです。

一方で良い例は、圧倒的に印象が良く感じます。クビという苦い経験をバネにして、新しい会社で頑張ってくれそうです。

このように、クビになったけれど今は反省していて、次に活かすために○○を意識しているとアピールできれば内定をもらえる可能性がぐっと上がります。

会社をクビになったことを隠す

推奨しませんが、クビになった事実を隠蔽する方法もあります。

以下の理由であれば、ウソがバレない可能性があります。

・親の介護

・体調不良

親の介護

高齢化社会のため、親の介護を強いられる方が増えています。介護離職者と言い、収入源やこれまでのキャリアを失うリスクがありますが、毎年何名かは介護を理由に退職する社員がいるため、会社側も理解しています。

会社側もその事実を確認する術がありません。動揺せずに伝えれば、深掘りされることもないでしょう。

しかし、入社後にウソがバレるため、家族のことを上司や同僚に話してはいけません。

体調不良

うつ病などの体調不良を機に会社を辞めたと伝えます。ただし、業務に支障をきたす可能性があるため、症状や現状の体調については詳しく質問させるでしょう。

事務職といった基本的に定時で帰宅できる仕事であれば、採用される可能性はありますが、忙しい部署の場合、不採用になってしまいます。

「今は体調面に問題はないかもしれないけど、業務負荷が大きいと再発するリスクがある。」と思われるからです。

著者は新卒1年目にうつ病になりました。理由は人間関係と業務のストレス。

会社から休職の許可をもらえたため、転職エージェントに相談しました。無理なく働けそうな会社を紹介してもらえれば、転職活動をしようと思っていたからです。

しかし、実際は思いもよらぬアドバイスでした。

「うつ病を理由に退職しても次を探すのが難しいです。企業側も採りたがらないんですよね。」

10年以上経過しても、今でも鮮明に覚えている鮮烈な言葉。一気に、厳しい現実を突きつけられました。

そのため、私はうつ病を完治させることに専念し、復職後2年は別の部署で働くことにしました。その後、転職活動を始めましたが、うつ病のことを聞いてきた会社はなかったのです。

筆者の経験からも、クビになったあとにすぐに仕事をしたい場合、体調不良を理由にするのはおすすめできません。

懲戒解雇されても転職を成功させるには?

転職の面接のときには、クビの経験は正直に話すのが大切とお伝えしました。

しかし、解雇の中では最も重い処分にあたる懲戒解雇の場合は、どうでしょうか。もはや転職はできずに人生終了するのでしょうか。

そのようなことはありません。安心してください!

以下のポイントを押さえれば、転職活動は上手くいくでしょう。

・懲戒解雇は隠さない

・懲戒解雇の理由も伝える

・反省と再発させない意思を示す

順番に確認していきましょう。

懲戒解雇は隠さない

まず懲戒解雇とは、重要な業務命令の拒否や無断欠勤といった就業規則に違反した労働者に課せられる解雇のことです。

サッカーで言うと、レッドカードで一発退場に該当するため、予告なくクビになる場合があります。

万が一、懲戒解雇を受けた場合、その事実を隠してはいけません。聞かれなければ言う必要はありませんが、前職の退職理由を質問されたときは正直に話してください。

入社後に懲戒解雇のことがバレてしまうと、経歴詐称となり内定が白紙になってしまう場合があります。そうでなくても、ウソを付いて入社した後ろめたい気持ちが残ってしまいます。

そのような気持ちでその会社で働けるか、自分の心に問いかけてみてください。内定をゴールにしないで、自分のキャリアに合った働き方ができる会社に入ることを考えましょう。

懲戒解雇の理由も伝える

面接で前職の退職理由を聞かれた場合、懲戒解雇の旨だけでなく、その理由もあわせて伝えましょう。

たとえば、懲戒解雇の理由が会社への無断欠勤だったとします。当然ながら、そのまま伝えても仕方ありません。

無断欠勤が続いてしまった理由を深掘りして考える必要があります。

・夜中までゲームをしてしまった朝起きれなくなっていた

・前職の人間関係がストレス過ぎて無断で休んでしまった

・家族が亡くなってしまいショック過ぎて連絡せずに休んでいた

といったレベルまで落として話せるといいでしょう。そして、今は大いに反省していると意思表示してください。

反省と再発させない意思を示す

懲戒解雇されたこととその理由を伝えたら、二度と同じミスをしないように○○としていると話す必要があります。

下記のように、具体的な対策まで落とし込んで伝えましょう。

・夜中までゲームをしてしまった朝起きれなくなっていた

(対策)ゲームは仕事に支障が出ない範囲で楽しむのが大切だと身をもって覚えたため、今では平日0時以降は寝るように生活習慣を変えています。

・前職の人間関係がストレス過ぎて無断で休んでしまった

(対策)人間関係でいくらストレスがあったからと言って、無断欠勤は社会人として失格だと反省しています。仕事でかかわる方には自らコミュニケーションを取って相談しやすい人間関係をつくっていくつもりです。

・家族が亡くなってしまいショック過ぎて連絡せずに休んでいた

(対策)自分本位になっていたと気づきました。クライアントさんや会社に迷惑がかかる意識があれば、会社に連絡ぐらいはできたと思います。自分の精神的な弱さが原因だと感じるため、心理学の勉強を少しずつ始めています。

シンプルに反省の意思を見せて、会社に貢献したい気持ちをしっかりと伝えることが大切です。

会社をクビになったら真っ先にやるべき3つのこと

最後に会社をクビになった瞬間に、実践してほしいことをまとめます。

・不当解雇の可能性を考える

・家族に報告する

・生活資金を考える

上記3点の詳細は以下の通りです。

不当解雇の可能性を考える

会社をクビになったら、真っ先に不当解雇の可能性を探ってみましょう。一般的に、会社が従業員をクビにするには30日前に本人に伝えるか、30日相当分の給料を支給する必要があります。

能力不足であっても会社側で教育する義務が生じるため、解雇されるまでに時間がかかります。

つまり、会社の一方的な判断ではクビにはできません。解雇のされ方によっては不当解雇になる可能性が十分にあるため、まずは外部機関に相談してみてください。

不当解雇が認められれば、解雇無効請求のほかに、賃金請求や慰謝料請求、残業代請求ができるようになります。

労働組合である「ねこの手ユニオン」では、不当解雇の相談を無料で実施しています。LINEに相談内容を送ると無料で回答してくれるため、気軽に聞いてみてください。

>>ねこの手ユニオンに相談する

家族に報告する

会社をクビになったら、家族には正直に伝えましょう。隠しても後々バレてしまう確率が高いですし、隠し通すことはできないからです。

怒られてしまったり、貶されたりする場合もあるかもしれませんが、恥を覚悟して伝えてください。

思ったよりも優しい対応をしてくれる場合があります。今後の生活資金を考える必要があるため、隠さずに話すのがおすすめです。

イザというときに支えになってくれるのが家族ですよね。

生活資金を考える

家庭によっては、貯金の切り崩しや保険の解約を検討しなければなりません。現在の預貯金で何か月分の生活ができるかどうか一度計算しましょう。

いつまでに次の職場を見つけなければならないのかを確認するためです。それまでは、生活水準を下げる必要も出てくる場合もあります。

これを機に、無駄な出費を削れる場合もあるため、一度取り組んでみてください。クレジットカードの明細を見ると、認識のない支払いが出てくるかもしれません。

カットできる出費は徹底的に抑えて、必要最低限の生活をしてください。

不当解雇の相談は「ねこの手ユニオン」がおすすめ

不当解雇の相談先はいくつかありますが、なかでも「ねこの手ユニオン」という労働組合(ユニオン)がおすすめです。

・企業は労働組合からの交渉を断れない

・相談から裁判まで一括して代行してくれる

・アルバイトやパート・契約社員・派遣でも相談できる

・24時間いつでも受付している

・着手金無料で完全成果報酬だから安心できる

上記5点の理由をそれぞれお伝えしていきます。

企業は労働組合からの交渉を断れない

労働組合法では、会社は労働組合からの団体交渉権を拒否できないとされています。

1人では会社と対等に交渉するのは難しいですが、労働組合が団体となって会社と交渉できる権利があるため、心強いですよね。

仮に企業が正当な理由なしで団体交渉を無視してしまうと、労働組合法32条にあるように50万円以下の過料に処されます。

そのため、対等な立場で会社と話し合いができるチャンスです。これまで泣き寝入りしていた方も、会社としっかりと交渉できます。

相談から裁判まで一括して代行してくれる

ねこの手ユニオンには、弁護士、社会保険労務士、行政書士といった法律に関するエキスパートが運営に携わっているため、相談から裁判まで一括代行が可能です。

労基署の場合、各専門家の紹介をしてくれますが、最終的には自分で問い合わせしなければなりません。

アルバイトやパート・契約社員・派遣でも相談できる

正社員だけでなく、アルバイトや契約社員、派遣でも相談できます。雇用形態に関係なく労働者であれば交渉権が憲法で保障されています。

24時間いつでも受付している

ねこの手ユニオンは、LINEやメールを使って相談が可能です。そのため、24時間365日いつでも問い合わせができます。気軽に相談できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

着手金無料で完全成果報酬だから安心できる

ねこの手ユニオンは完全成果報酬を採用していて、着手金・相談料・組合加入費・組合費などは一切不要です。無事に解決できたときに解決金の3割を支払う仕組みです。

結果が出なかったときに支払いは発生しないため、安心できますね。

まとめ:会社をクビになっても転職はできる!

会社をクビになっても転職できるチャンスはあるため、あきらめる必要はありません。クビになってしまった事実を受け止めて、二度と同じミスをしないように対策をすればいいだけです。

そのクビが不当解雇の可能性もあるため、すぐに「ねこの手ユニオン」に相談してください。会社との交渉が上手く進めば、解雇を撤回できるだけでなく、賃金や慰謝料、残業代などの請求も可能になります。

ただいま、無料相談を実施しています。ぜひこの機会にご検討ください!

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この記事を書いた人

大学卒業後、就職した会社で同僚が解雇に遭う現場を目の当たりにしました。この処遇が正しいのかと疑問に感じ労働基準監督署にも実際に足を運び相談もしながら同僚を援助しました。
その後も労働問題について勉強をし同じような境遇の方を一人でも救いたいと思い情報を発信してます!

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