サービス残業は違法!労働者がおさえておきたい未払い残業代の請求方法

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毎日残業しているのに残業代は出ない…相談もできないしできれば請求したいな。

ちょっと待って!サービス残業は違法なのは知ってる?

違法なの!?でも上司や会社には話しづらな…どうしよう。

サービス残業の違法性についてと、未払い残業代の請求方法も解説していくね!

目次

サービス残業は違法!

労働基準法32条により、1日の労働時間は8時間、1週間で40時間と定められています!

この条件時間を超えてしまうと、労働者に対して残業代を支払わなければなりません。

時間外労働の場合、割増賃金の支払いが義務として決められており、こちらの割増賃金の支払いがないサービス残業は、労働基準法違反です。

もちろん会社が強要するのも違法ですが、自主的に行うのもNGです!

このように意外に知られていないことも、違法になってしまっている場合があるので、残業の事例でチェックしていきましょう。

あなたは大丈夫?サービス残業に当てはまる事例

それでは、サービス残業に当てはまる事例を紹介していきます。

  • 残業時間の端数を切り捨てる
  • 終業後の残業はもちろん、始業前の労働もサービス残業に
  • 固定残業代を支払っている
  • 仕事を家に持ち帰っている
  • フレックスタイム制の会社
  • 管理職

当てはまっていることがあったら、しっかり押さえておきましょう!

残業時間の端数を切り捨てる

それぞれの会社で、残業時間の端数を切り捨てられるところもあると思います。

例えば、30分単位で数えている会社は、59分残業してしまった場合、29分の残業分がサービス残業として扱われてしまいます!

本来労働基準は、1分単位で集計・計算しなければならないので、30分単位や15分単位は違反です

それぞれの会社で異なってくることなので、残業をした際には何分単位で支払われるのか、

チェックしておきましょう。

終業後の残業はもちろん、始業前の労働も違法

残業となると、終業後のイメージが強いですが、始業前に早く出社し作業している場合も、サービス残業として扱われます

会社によっては、「30分前には会社にいるように」と強制するところもあり、残業代が出ない場合があります。

ただ一昔の「新人などは早く来るのが当たり前」という、ビジネスマナーが定着しているため、サービス残業していることに気づいていない人がほとんどです。

「会社の服に着替えをする」「朝早く来て掃除する」

その時間も労働時間としてみなされるのが基本です。

覚えておきましょう!

固定残業代を支払っている

会社によっては、「固定残業代として払っている」と言う理由で、残業代が払われていないケースがあります。

最近では、「みなし残業」とも言われています。

その会社が、正しく残業時間を計算しての料金ならまだしも、悪用しているケースも稀ではありません

少々面倒ですが、しっかり自分の残業時間を計算し、固定残業代が支払われているのかチェックしておきましょう

仕事を家に持ち帰っている

会社に残らずとも、家に持ち帰って仕事をする。

これは、自分の意志でも会社からの指摘だとしても、残業代がでなかったらサービス残業として捉えられます

ただ逆に、締切に余裕があり、今しなくても良い仕事を自分の意志で家で作業しても、残業として捉えられない場合もあります。

その時の会社の事情や、締切などによって、残業として成り立つか判断されるでしょう。

フレックスタイム制の会社

フレックスタイム制の会社は、残業代が払われないケースが多いです!

そもそもフレックスタイム制とは、一定期間内の定められた労働時間内で始業時間と就業時間を決められます。

性質上、単位で数えるのは難しいですが、基本的に労働基準法の「週で40時間」を超えてしまったら、残業代を払わなければなりません。

労働時間制とは違うため、盲点になりやすいですが、少しでも不安になったら相談するようにしましょう

管理職

労働基準法による記載だと、管理監督者には時間外や休日の残業代を、支払わなくていいとなってます。

ですが、この管理監督者は全員が当てはまることではありません!

これに当てはまる人は、経営者と一体ともいえる人たちのことです。

しかし世の中には、管理職は残業代が支払われないと浸透しているため、ほんとは残業代がもらえるのにもらっていない人がほとんどです

残業していたら、請求できるかもしれないので覚えておきましょう!

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サービス残業による会社への罰則

もし、サービス残業が発生した時に、会社にどのような罰則が下されるのか。

可能性がある罰則をご紹介いたします。

刑事罰を受ける可能性がある

サービス残業してる会社は、場合によっては刑事罰を受けることがあるんです

「6ヵ月以下の懲役または、30万円の罰金」が定められています。

この罰則は、いきなり下さられるわけでもなく、一度会社側に是正勧告を出して、それで改善がなかった場合に刑事罰を受けます。

ですが、企業側のイメージがかなり落ちるので、一度是正勧告を受けることで改善されることがほとんどです。

労働者から未払い請求を受ける

サービス残業は、労働者からの告発で未払い請求を受けていることもあります

従業員からの請求手段はさまざまですが、会社で解決しない場合、労働審判の方と裁判になる可能性もあります。

おそらく、残業していても会社側は否定に走ることが多いので、ユニオンなどに相談するのが効率的です。

未払い残業代を請求する方法

サービス残業で、未払い残業代を請求する為には、方法と流れを知っておかなければなりません

残業代請求するうえで、大切なことなのでしっかり覚えておきましょう。

ユニオンに相談する

もし自分で会社に言う勇気がない場合、ユニオンへの相談をおすすめいたします!

ユニオンへの相談をおすすめする理由を順番に紹介しますね。

  • ユニオンに相談することで、団体交渉で会社に圧力をかけられる
  • ユニオンは労働問題解決の実績が豊富で、費用が弁護士よりも安い
  • 残業代の請求だけではなく、会社改善のきっかけになる
  • おすすめはねこの手ユニオン

団体交渉で会社への圧力に

ユニオン(労働組合)には団体交渉権が保障されています。

私たち個人が会社を相手に戦おうとしても、圧倒的に会社側の立場が強いですよね。

そんな時に頼れるのがユニオンです!

ユニオンは、私たち個人の代わりに会社へ団体交渉を申し込むことができるのです。

会社側は正当な理由なく、この団体交渉を断ることはできません。

もしも正当な理由なく会社側が団体交渉を断れば、不当労働行為として会社にペナルティが課せられることもあるのです。

だからユニオンからの団体交渉は会社にとっては脅威であり、圧力となるのです。

ユニオン側も団体で実績を残すことが目的なので、一生懸命問題に対応してくれますよ!

ユニオンは労働問題解決の実績が豊富で、費用が弁護士よりも安い

ユニオン自体、労働問題の知識や解決実績が豊富です

そこの点は弁護士も同じですが、価格帯が圧倒的にお得です。

所属する企業や役職の垣根を超えてどなたでも相談できるので、社内では相談できる人がいないという方にもおすすめ。

残業代の請求だけではなく、会社改善のきっかけになる

ユニオンはサービス残業の請求だけにとどまらず、未払い賃金請求や不当解雇、ハラスメントなどあらゆる労働問題の解決に取り組んでいます。

労働者の皆さんが抱える問題について、ユニオンから企業に働きかけることで、会社の労働環境の改善に繋がることもあるのです。

おすすめのユニオンは、ねこの手ユニオン

「ユニオンにいざ相談してみたいけどたくさんあるし、どのユニオンに相談するのがいいの?」

そんな方にはねこの手ユニオンをおすすめします!

ねこの手ユニオンの強みをまとめてみました。

  • 一般的なユニオンと違い、組合費が不要で良心的
  • 成果報酬なので、実質0円で相談に乗ってくれて、残業代を取り返すことができる
  • 解決実績が豊富で安心
  • 企業と癒着してしまうユニオンがある中で、ねこの手ユニオンはしっかり交渉してくれる

どのユニオンに相談するべきか悩んでいる場合は、ねこの手ユニオンを利用してみましょう。

事前に証拠を集めておく

必ず必要なものではありませんが、証拠があることで交渉をスムーズに進める材料になります。

相談する前に、該当するものがあるかどうかチェックしてみましょう!

サービス残業の証拠になる可能性のあるもの

  • タイムカードなどの、出社退社時間を記録したもの

出社・退社時間が分かるものがあれば、労働時間の証明に。

  • 会社用パソコンのログイン時間

会社用パソコンログインは、基本的に働いていた時間になりうるので、証拠として有力。

  • 雇用関係を表すもの

就職当初にもらう労働条件通知書に、給与や残業のことについて書かれている。

  • 残業を命じられた際のメール記録やメモなど

残業をメールや、メモなどで渡されていれば、残業した証拠に。

  • 業務日報や営業日報など

日報を記載する際に、労働時間が記載してあれば残業の証拠に。

  • 電車など乗っていたら、交通IC

電車に乗っている時間が記録されているので、時間によっては残業している証拠になることも。

  • 給料明細などの金額や内訳が分かるもの

給与明細から残業分を計算。

サービス残業が何ヵ月分もある場合は、各月の証拠をとっておくと請求する時に有利になるのでとっておいてくださいね!

未払い残業代請求の相談はお早めに!

残業代の請求には時効があり、労働基準法115条によって消滅時効は3年とされています。

未払い残業代に悩んでいても3年経ってしまうと、残業代請求しても取り戻せません。

時効を止める手段として、債権者である労働者が、配達証明付き内容証明郵便で残業請求をする旨の書面を送り、半年以内に裁判を提起する方法などがあります。

しかし「まだ消滅時効じゃないから先でいいや」と先延ばしにせず、早めに手を打つようにしましょう!

サービス残業の未払い請求の相談はねこの手ユニオンへ!

会社が残業代を支払ってくれない、未払い賃金があり困っている!
そんなお悩みがあるなら一人で悩まず、まずはねこの手ユニオンに相談してみてはいかがでしょうか?

個人では会社側に交渉が難しいことでも、ユニオンならできることもあります。

法律事務所への相談の場合は、問題が解決しなくても相談した時間などに応じて費用を支払う必要がありますが、 ねこの手ユニオンは、問題を解決できた場合の成果報酬のみなのでその点も安心です。

下のバナーから相談の詳細や事例もチェックできるので是非見てみてくださいね!

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この記事を書いた人

過去の会社で弁護士を通じて未払いの残業代を請求し2年分の残業代の奪還に成功しました!この過程で、自身と同じような悩みを抱える人がまだまだ多く存在することに気づき、みんなの悩みや疑問を解決するために役立つ情報を発信します!

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