美容外科の看護師は辛い？転職に役立つメリットや業務内容を解説

2024年4月16日

美容外科の看護師は華やかで、一般的な病院の看護師に比べて夜勤がなく、収入面も良いイメージがありますよね。
一方で、実際に働いてみると、「美容外科の看護師は辛い」と感じる人も。

看護師さんで転職を考えている、美容外科の看護師に興味がある方の参考になるよう、美容外科看護師の実情、メリット、辛いと感じる部分など掘り下げてみました。

美容外科の看護師が辛いと感じる理由

美容外科ではその名の通り外科的手術で患者様の顔や体のパーツを整える、いわゆる「整形手術」を行うクリニックです。

美容外科の看護師さんは、患者様の手術をするドクターの補佐やケアを行うのがメインのお仕事と想像すると思いますが、実はこれだけではありません。

美容外科で働く看護師さんはどんなことを辛いと感じているのか見ていきましょう。

営業ノルマが辛い

美容外科の看護師の給料が高い理由にインセンティブ制度を導入している美容外科クリニックが多いことが挙げられます。
インセンティブ制度とは、美容外科クリニックで取り扱っている化粧品やサプリメント、オプションなどを手術とはプラスアルファで看護師が営業して販売した分が、収入に反映される制度です。

頑張れば頑張るほど収入アップも見込めるので、営業が得意な看護師さんにはピッタリですが、一般的な病院では商品を患者様に売り込むことはしないので、慣れていないとどうしてもストレスに感じてしまう人もいるはずです。

営業目標やノルマなどは各クリニックごとに設定が異なると思います。
個人に課せられる、チーム全体など様々なので、もし気になる美容外科で面接を受ける際は事前に営業目標やノルマの有無、インセンティブなどについて確認しておくのがおすすめです！

就業時間・休みが合わなくて辛い

美容外科は夜遅くまで営業していることが多く、就業時間のズレに悩む看護師の方もいます。

美容クリニックに来院する患者様は、日中の仕事が終わってから来院される方が多いため、開始時間や終業時間が遅い美容外科がほとんどです。

また、外科手術にはある程度のダウンタイムが必要となり、施術を受ける患者様が休日や長期休暇前に集中しやすい傾向があります。
そのため、土日や連休が忙しくなり、GWやお盆、年末年始といった繁忙期には残業が多くなるため、家族や友人と予定をあわせて休みを取ることが難しくなることがあるでしょう。

とはいえ、入院施設をもたない美容外科を選べば残業は少ない傾向にあります。完全予約制の日勤が主流なので残業が発生しにくく、自分のライフスタイルに合う勤務体系で働くことができれば、プライベートの時間を確保しやすくなります。

看護スキルの悩み

美容外科の多くは入院施設をもたず、緊急対応をする機会がほとんどありません。そのため、看護スキルを維持しにくい傾向にあり、看護師としてのキャリアに不安を抱える方も。

美容外科では、看護師業務も一般的な病院の治療とは異なる内容が多く、臨床経歴と認められない可能性があります。一般病棟に転職するときに、経歴において不利になる可能性は否定できません。

接客の悩み

美容皮膚科で働く看護師には、患者に満足してもらうために優れた接客スキルを求められます。美容皮膚科は自由診療で高額な費用がかかる分、患者は納得のいくサービスと施術内容を求めるでしょう。
美容皮膚科は何度も通院することで効果が得られる施術が多いので、患者にとって良い空間を作るために丁寧なコミュニケーションは欠かせません。そのため、接客に苦手意識のある看護師は美容皮膚科には向いていないといえます。

美容外科での看護師の業務内容

受付業務と患者の予約管理

スタッフが少人数のクリニックであれば、看護師も受付や電話対応、患者の予約管理を行います。美容外科は基本的に予約制なので、ダブルブッキングが起きないように調整を行うのも看護師の仕事です。予約の管理はパソコンやタブレット端末で行っていることが多いため、操作方法を覚えられればスムーズに確認できるでしょう。受付ではキャンペーンの案内や会計も行うので、ある程度の接客スキルが求められます。